パリの8区・9区・17区・18区周辺にある、シャンゼリゼ通りにそびえる凱旋門と、モンマルトルの丘の上にあるサクレ・クール寺院。この2つを軸にすれば、パリらしい街歩きを満喫できるエリア。
高級ブティックが並ぶ8区ではショッピングやおしゃれカフェ巡り、18区ではアートや下町の雰囲気を楽しむのがおすすめです。
ムーラン・ルージュやテルトル広場など、映画や絵画で見たような光景が広がっていて、どこを切り取っても絵になる街並みです。
今回の記事では、凱旋門とモンマルトルを中心に、徒歩やメトロで気軽に行ける人気観光地を29箇所紹介。
パリ初心者にもリピーターでも満喫できる旅行にしてもらえたら嬉しいです!
では、まず最初に、今回の前提条件ですが、、、
- 今回は「観光スポット」に焦点を置いて、29箇所紹介しています。
- 種類ごと「王道観光地」「美術館」「博物館」「公園・庭園」「ショー・コンサート」「その他」に分けて、分かりやすくまとめています。
- パリの「8区・9区・17区・18区」を対象地域としています。
パリ8〜9区、17〜18区の記事は、以下でまとめています。
参考にしてみて下さい!
王道観光地
エトワール凱旋門
ナポレオン・ボナパルトの勝利を記念して1806年に着工され、1836年に完成したモニュメントで、パリの象徴的な建造物のひとつです。
高さ約50メートルの堂々たる姿は、シャンゼリゼ通りの西端に位置し、12本の大通りが放射状に広がる「エトワール広場」の中心に立っています。
外壁には歴史的な戦闘や兵士を描いた壮大なレリーフが施され、内壁にはフランス軍の将軍や戦いの名前が刻まれています。凱旋門の下には第一次世界大戦で戦死した無名兵士の墓があり、永遠の火が灯され続けていることから、フランス国民にとって慰霊と誇りの象徴でもあります。
展望台に登ると、シャンゼリゼ通りやエッフェル塔、ラ・デファンスまで見渡せる絶景が広がり、観光客にとって特に欠かせない体験となるはず。昼夜を問わず美しい景観を楽しめるこの凱旋門は、フランスの歴史と文化を肌で感じられるスポットです。
- 住所
Pl. Charles de Gaulle, 75008 Paris, フランス - 営業時間
月 10:00〜22:30
水〜日 10:00〜22:30 - 定休日
火曜日 - 入場料
2,800円程度
*凱旋門屋上・記念碑全体へ入場できるチケット
*公式HPからの購入がおすすめ
シャンゼリゼ通り(Av. des Champs-Élysées)
パリを代表する大通りで「世界一美しい並木道」と称される観光名所、シャンゼリゼ通り。
全長約2キロにわたり、コンコルド広場からエトワール凱旋門までを一直線に結び、その両側には高級ブランドショップ、カフェ、劇場、映画館などが並んでいます。
歴史的には17世紀に整備され、フランス王族や貴族の散策路として利用されたことから格式高い雰囲気を今に伝えています。現在では、ルイ・ヴィトンなどのラグジュアリーブランドの旗艦店や、カフェ・フーケッツといった老舗が軒を連ね、観光客にとって買い物や食事を楽しむスポットとなっています。
また、7月14日の革命記念日パレードや年末のイルミネーションなど、フランスを象徴するイベントの舞台としても有名です。
通りを歩くだけでもパリのエレガントな雰囲気を感じられるため、昼夜問わず多くの人々で賑わっています!
- 住所
Av. des Champs-Élysées, 75008 Paris, フランス
モンソー公園
パリ8区に位置する美しい庭園で、静けさと優雅さを兼ね備えた緑豊かな憩いの場として市民や観光客に愛されています。
もともとは1778年にオルレアン公によって造園された庭園で、18世紀当時の風景式庭園の雰囲気を今に伝えています。
園内には、エジプト風のピラミッドやローマ風の円柱など、異国情緒あふれる建築装飾が点在しており、訪れる人々にちょっとした冒険気分を与えてくれます。
また、散歩道や芝生が広がり、ジョギングやピクニックを楽しむ人の姿も多く見られます。
クロード・モネなど多くの画家たちに愛された場所としても知られ、アートや文化とのつながりが感じられるスポットです。
観光で歩き疲れた際に立ち寄ると、とってもリラックスできると思います!
- 住所
Parc Monceau, 75008 Paris, フランス - 営業時間
月〜日 7:00〜21:00 - 定休日
無し - 入場料
無料
サクレ・クール寺院
パリのモンマルトルの丘の頂上に建つ真っ白な大聖堂で、19世紀末から20世紀初頭にかけて建設されました。
その特徴的な白いドームは遠くからでもよく目立ち、パリの街並みを象徴する景観のひとつとなっています。
内部には荘厳な装飾が施され、特に天井を覆うモザイク画「栄光のキリスト」は圧巻です。聖堂は宗教的な意味合いだけでなく、パリ全体を一望できる絶景スポットとしても人気を集めています。
ドームの展望台からはエッフェル塔やセーヌ川、ラ・デファンスの高層ビル群まで見渡せ、観光客にとって忘れられない体験となるはず!
さらに、モンマルトル地区自体がアートとボヘミアン文化の中心地であり、周辺には画家たちが集う広場やカフェが広がっています。歴史、芸術、宗教、眺望が融合するサクレ・クール寺院は、パリを訪れる人々に欠かせない観光名所のひとつです!
- 住所
35 Rue du Chevalier de la Barre, 75018 Paris, フランス - 営業時間
月〜日 6:30〜22:30 - 定休日
無し - 入場料
内部見学:無料
天井ドーム:1,400円程度
テルトル広場
モンマルトルの丘にある小さな広場で、パリの芸術文化を体感できる場所として世界中の観光客から愛されています。
19世紀末から20世紀初頭にかけて、モディリアーニやピカソ、ユトリロなど数々の画家がこの地に集まり、アトリエを構えていたことから「芸術家の広場」と呼ばれるようになりました。
現在も広場には多くの画家や似顔絵師が集まり、訪れる人々にその場で絵を描いてくれる光景が広がっています。
小さなカフェやレストランも立ち並び、絵を描くアーティストたちを眺めながらコーヒーを楽しむことができ、観光客にとってはまるでパリの芸術の一部に溶け込んだような体験ができます。
周囲の石畳の路地や歴史的建築も趣深く、歩くだけでも絵画のような風景が広がるのが魅力です。
芸術と観光が交錯するこの場所は、モンマルトルの文化を象徴する存在といえるでしょう。
- 住所
Pl. du Tertre, 75018 Paris, フランス
ジュテームの壁
ジュテームの壁は、モンマルトルの丘のふもと、アベス広場にあるアートウォールで、「愛の壁」とも呼ばれています。
2000年にアーティストのフレデリック・バロンとクレール・キトによって制作され、深い青色のタイルには世界中の言語で「愛してる」の言葉が311回以上も書かれています。
その中には日本語も含まれており、観光客が自国の言語を探して楽しむ姿も見られます。
壁の中央に散りばめられた赤い破片は、割れたハートの形を象徴しており、愛の普遍性や儚さを表現しているのが特徴です。
恋人たちにとってはロマンチックな記念撮影スポットであり、また一人で訪れても世界中の人々と「愛」というテーマでつながれるユニークな体験を提供してくれます。パリが「愛の都」と呼ばれる理由を体感できる象徴的な観光名所のひとつです!
- 住所
Square Jehan Rictus, 14 Pl. des Abbesses, 75018 Paris, フランス - 営業時間
月〜金 8:00〜19:30
土・日 9:00〜19:30 - 定休日
無し - 入場料
無料
マルティール通り(Rue des Martyrs)
パリ9区から18区にかけて伸びる活気ある商店街の通りで、地元パリジャンたちに人気のショッピングストリートです。
石畳の坂道に沿ってパン屋やパティスリー、チーズ専門店、ワインショップ、さらにはおしゃれな雑貨屋やカフェが軒を連ね、散策するだけでパリの暮らしに触れられるような雰囲気があります。
特にグルメ好きにはたまらないスポットで、バゲットやマカロン、チーズなどのフランスならではの味覚を楽しみながら買い物ができます。
また、大手チェーン店よりも個人経営の小さなお店が多いため、オリジナリティのある商品に出会えるのも魅力です。
モンマルトル方面へと続く通りなので、観光ルートの一部としても楽しめ、アートと食文化、日常生活が融合したパリの魅力を味わえる場所となっています!
- 住所
Rue des Martyrs, 75009 Paris, France
壁抜け男
パリのモンマルトル地区に設置されたユニークな銅像で、フランスの作家マルセル・アイメの短編小説『壁抜け男』にちなんでいます。
物語は、普通の男がある日突然、壁を通り抜ける能力を得るというユーモラスで幻想的なストーリーで、この彫刻はそのシーンを象徴的に表現しています。
銅像は小さな壁に半身だけ突き出した姿で設置されており、通行人が触れたり写真を撮ったりすることができる、親しみやすい作品です。
モンマルトルの路地にひっそりと立つため、観光客が偶然見つけると感動や驚きを覚えるスポットとして人気があります。
また、モンマルトルのアーティスティックな雰囲気と相まって、パリの街歩きの中で「発見する楽しみ」を提供してくれる点も魅力です!
- 住所
Pl. Marcel Aymé, 75018 Paris, フランス - 営業時間
24時間営業 - 定休日
無し - 入場料
無料
オペラ・ガルニエ
1875年に完成したネオ・バロック様式の壮麗なオペラ劇場で、パリを象徴する建築物のひとつです。
建築家シャルル・ガルニエによって設計され、外観から内装まで豪華絢爛な装飾が施されています。
特に大理石の大階段、金箔や彫刻で彩られたホワイエは宮殿のような雰囲気を漂わせ、訪れる人々を圧倒します。
客席ホールには約2,000席が設けられ、シャガールが手掛けた天井画と巨大なシャンデリアが目を引きます。
ガストン・ルルーの小説『オペラ座の怪人』の舞台としても知られ、世界的に有名です。
現在はオペラ・バスティーユとともにパリ国立オペラの拠点として利用され、クラシック音楽やバレエの公演が行われています。内部見学も可能で、芸術と建築の粋を同時に楽しめる観光名所です!
- 住所
Pl. de l’Opéra, 75009 Paris, フランス - 営業時間
月〜日 10:00〜17:00
*時期やイベントによって変動するため、確認必須! - 定休日
無し - 入場料
2,600円程度
*公式サイトとTrip.comを比較して購入するのがおすすめ!
パッサージュ デ パノラマ
1799年に開業したパリ最古の商業アーケードのひとつで、ガラス屋根に覆われた優雅な空間が特徴です。
かつては360度の風景画を展示する場として賑わい、その名が現在まで残っています。
19世紀にはパリのブルジョワや芸術家たちの社交の場として栄え、多くの人々に愛されました。
現在も当時の雰囲気を残しつつ、小さなカフェ、ビストロ、アンティークショップ、切手やコインの専門店などが並び、散策するだけでノスタルジックな時間を楽しめます。
また、劇場「オペラ・コミック」に近く、観劇前後の人々が立ち寄る場としても親しまれています。
歴史的建造物としての趣と、現代のパリらしい個性が融合したスポットで、観光客にとっては隠れた魅力を発見できる場所です!
- 住所
11 Bd Montmartre, 75002 Paris, フランス - 営業時間
月〜日 6:00〜0:00 - 定休日
無し - 入場料
無料
グレヴァン美術館
1882年に創設された歴史ある蝋人形館で、パリ9区グラン・ブルヴァール沿いに位置しています。
館内には世界的著名人や歴史的人物、芸術家、スポーツ選手、さらには映画や音楽のスターまで、数百体に及ぶ蝋人形が展示されています。
実物と見紛うほど精巧に作られた人形は、まるで本人に会っているかのようなリアリティを持ち、訪問者に強いインパクトを与えます。
展示はテーマごとに構成されており、歴史の名場面を再現した空間や、現代のセレブリティと「共演」できるような演出も楽しめます。
また、プロジェクションマッピングや音響を取り入れた体験型の展示も導入されており、従来の蝋人形館を超えたエンターテインメント施設へと進化しています。観光客はもちろん、家族連れや若者にも人気で、写真映えするスポットとしても注目度が高い美術館です!
- 住所
10 Bd Montmartre, 75009 Paris, フランス - 営業時間
月〜金 10:00〜18:00
土・日 9:30〜19:00 - 定休日
無し - 価格帯
3,400円程度
美術館
フォンダシオン ルイ・ヴィトン
パリ西部ブローニュの森に位置する現代美術館で、2014年に開館しました。
建築はフランク・ゲーリーによる設計で、巨大な帆船を思わせるガラスの外観が印象的です。
ルイ・ヴィトン財団によって設立され、世界的な現代アートや近代美術を紹介するだけでなく、建築そのものが芸術作品と呼べるほどの存在感を放っています。
館内では常設展示のほか、世界的に注目を集める特別展が定期的に開催され、モネ、カンディンスキー、ジャコメッティといった近代美術の巨匠から、現代アーティストの前衛的な作品まで幅広く鑑賞できます。
また、建物の屋上テラスからはパリの街並みを一望できるため、美術だけでなく観光スポットとしても高い人気を誇ります。
伝統と革新の融合を体現するこの美術館は、アートと建築を同時に楽しみたい人にとって必見の場所といえると思います!
- 住所
8 Av. du Mahatma Gandhi, 75116 Paris, フランス - 営業時間
月 12:00〜19:00
水〜金 12:00〜19:00
土・日 11:00〜20:00 - 定休日
火曜日 - 価格帯
2,800円程度
プティ・パレ
1900年のパリ万国博覧会のために建設された美しい建築物で、現在はパリ市立美術館として一般公開されています。
シャンゼリゼ通り近くに位置し、ルーヴルやオルセーに比べると知名度はやや低いですが、常設展が無料で鑑賞できることから地元市民や観光客に親しまれています。
館内には古代からルネサンス期、17〜19世紀のフランス美術まで幅広い作品が収蔵されており、ルーベンスやドラクロワ、クールベといった巨匠の作品を間近に鑑賞できます。
さらに装飾芸術や版画、工芸品なども豊富に展示され、総合的に美術の歴史をたどれる内容となっています。
また、建物自体も壮麗なアール・ヌーヴォー様式の傑作であり、内部の吹き抜けホールや中庭の回廊は建築美としての価値も高いです。観光の合間に立ち寄りやすく、落ち着いた雰囲気の中で芸術を楽しめるスポットとしておすすめです!
- 住所
Av. Winston Churchill, 75008 Paris, フランス - 営業時間
火〜木 10:00〜18:00
金・土 10:00〜20:00
日 10:00〜18:00 - 定休日
月曜日 - 価格帯
無料
パレ・ド・トーキョー
パリ16区にある現代アートの拠点で、ヨーロッパ最大級の現代美術センターとして知られています。
1937年の万国博覧会に合わせて建設された建物を利用しており、2002年に現代アート専門施設として再スタートしました。
館内は非常に広大で、従来の美術館とは異なり、白壁に整えられた展示空間ではなく、時に荒々しい倉庫のような空間を生かしてダイナミックな展示を行うのが特徴です。
ここではフランス国内外の新進気鋭アーティストや国際的に活躍する現代作家の作品が紹介され、彫刻、映像、パフォーマンス、マルチメディア作品など多彩な表現に触れることができます。
また、夜遅くまで開館しているため、仕事帰りや観光の合間に立ち寄れる点も魅力。
さらに、併設されているレストランや屋外テラスからはエッフェル塔を望むことができ、アート鑑賞と共に特別な時間を過ごせます!
- 住所
13 Av. du Président Wilson, 75116 Paris, フランス - 営業時間
月 12:00〜21:00
水〜日 12:00〜21:00 - 定休日
火曜日 - 価格帯
2,300円程度
マルモッタン・モネ美術館
パリ16区にある印象派美術の宝庫で、特にクロード・モネの作品コレクションで世界的に有名です。
美術館はもともとナポレオン時代の歴史研究家ジュール・マルモッタンの邸宅で、後に美術館として公開されました。
最大の見どころは、モネの代表作「印象・日の出(Impression, soleil levant)」で、印象派の名前の由来となった重要作品です。そのほか、晩年のジヴェルニーの庭を描いた「睡蓮」シリーズなども豊富に展示され、モネ芸術の変遷を一望できます。
また、ルノワール、ドガ、モリゾ、シスレーといった印象派・後期印象派の巨匠たちの作品も数多く所蔵されています。
さらに、中世からルネサンスにかけての写本や工芸品のコレクションもあり、多彩な展示が楽しめる点も特徴です。
邸宅風の落ち着いた空間で、観光客が多いオルセー美術館やオランジュリー美術館に比べると比較的静かに鑑賞できるのも魅力です。印象派に関心がある人にとって必訪の美術館であり、パリの美術巡りをより充実させる存在だと思います!
- 住所
2 Rue Louis Boilly, 75016 Paris, フランス - 営業時間
火〜日 10:00〜18:00 - 定休日
月曜日 - 価格帯
2,500円程度
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ジャックマール・アンドレ美術館
パリ8区にある19世紀の邸宅を利用した美術館で、豪華な生活空間と共に美術コレクションを鑑賞できるのが特徴です。
銀行家エドゥアール・アンドレとその妻ネリー・ジャックマールによって築かれた邸宅で、夫妻が生涯をかけて集めた美術品が展示されています。
館内は豪華絢爛なサロンや回廊がそのまま保存されており、当時の上流階級の暮らしを垣間見ることができます。
コレクションにはイタリア・ルネサンスの絵画、フランドル絵画、フランス絵画、彫刻、家具、工芸品などが含まれ、ラファエロ、ボッティチェリ、ティツィアーノといった巨匠の作品も鑑賞可能です。
また、特別展も頻繁に開催され、世界各地から集められた美術品を紹介する企画が高い評価を得ています。
館内のカフェも人気が高く、かつての舞踏室を利用した空間で優雅なひとときを過ごせる点も魅力です。美術鑑賞と歴史的建築の両方を楽しめる、パリでも特に洗練された美術館のひとつといえると思います。
- 住所
158 Bd Haussmann, 75008 Paris, フランス - 営業時間
月〜木 10:00〜18:00
金 10:00〜22:00
土 10:00〜19:00
日 10:00〜20:00 - 定休日
無し - 価格帯
2,300円程度
パリ市立近代美術館
パリ16区シャイヨ宮に位置する美術館で、20世紀以降の近現代美術を中心に収蔵・展示しています。
1937年の万国博覧会に合わせて建設された建物を利用しており、広々とした展示空間が特徴です。
コレクションは、フォーヴィスム、キュビスム、シュルレアリスムなど20世紀初頭の前衛芸術から、現代アートに至るまで幅広く、ドローネー夫妻、マティス、ピカソ、ブラック、レジェといった巨匠の作品が並びます。
中でも、ラウル・デュフィの大作「電気の精」は圧倒的なスケールで知られる必見の展示です。
常設展は入場無料で公開されており、気軽に世界的名画を鑑賞できる点も魅力。
セーヌ川やエッフェル塔に近く、観光ルートにも組み込みやすい立地にあり、パリでモダンアートを味わうのに最適なスポットです!
- 住所
11 Av. du Président Wilson, 75116 Paris, フランス - 営業時間
火・水 10:00〜18:00
木 10:00〜21:30
金〜日 10:00〜18:00 - 定休日
月曜日 - 価格帯
無料
*特別展は有料
ギメ東洋美術館
パリ16区に位置するフランス随一のアジア美術専門の博物館で、アジア各地から収集された豊富なコレクションを誇ります。
創設者はリヨン出身の実業家エミール・ギメで、19世紀末に世界各地を旅して集めた美術品を基に博物館が設立されました。
館内には、インド、中国、日本、韓国、東南アジア、中央アジアなど広範囲の地域からの仏像、陶磁器、絵画、工芸品などが展示されています。
特に仏教美術のコレクションは質・量ともに世界的に高く評価されており、カンボジアのアンコール遺跡の彫刻やガンダーラ美術などは必見です。
さらに、日本の浮世絵や陶器、刀剣なども展示されており、アジア文化の多様性を横断的に理解できる構成になっています。
建物は広々としていて、作品一つ一つを落ち着いて鑑賞できる環境が整っているのも魅力です。
アジア文化に関心がある人はもちろん、美術や歴史を幅広く学びたい人にとっても必訪のスポットです!
- 住所
6 Pl. d’Iéna, 75116 Paris, フランス - 営業時間
月 10:00〜18:00
水〜日 10:00〜18:00 - 定休日
火曜日 - 価格帯
2,200円程度
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イヴ・サンローラン美術館パリ
パリ16区に位置する伝説的デザイナー、イヴ・サンローランの作品と人生を紹介する美術館です。
かつて彼のオートクチュール・メゾンがあった建物を利用しており、実際にデザインが生み出されたアトリエも公開されています。
館内では、1960年代から2000年代にかけての代表的なコレクションが展示され、ドレスやスケッチ、アクセサリー、写真などを通してモード史に残る功績をたどることができます。
特に、彼が創り出した「モンドリアンドレス」や「パンツスーツ」などは、ファッションを芸術の域にまで高めた象徴的な作品として有名です。
また、展示は定期的に入れ替えられるため、訪れるたびに新しい発見があります。美術館はファッションファンのみならず、アートやデザインに関心のある人にとっても見応えのある場所で、パリのモード文化を象徴するスポット。
入場料は有料ですが、その価値を十分に感じられる場所だと思います。
- 住所
5 Av. Marceau, 75116 Paris, フランス - 営業時間
改装工事中 - 定休日
無し - 価格帯
ー
ガリエラ美術館
パリ16区に位置する市立ファッション美術館で、18世紀から現代に至るまでの貴重な衣装コレクションを所蔵しています。
豪華なルネサンス様式の建物はガリエラ公爵夫人によって建設され、現在はモードの歴史を語る展示の舞台となっています。
常設展は行われておらず、企画展ごとにテーマを変えて展示が入れ替わるのが特徴で、オートクチュールの名作や著名デザイナーの回顧展など、世界的に注目を集める企画が多いです。
収蔵品は衣装だけでなく、アクセサリー、写真、デザイン画など幅広く、ファッション史全体を通じて流行や美意識の変遷を体験できます。
建物そのものも芸術的価値が高く、庭園や外観は散策スポットとしても人気です。入場料は展示内容によって異なりますが、学術的にも観光的にも大きな価値を持ち、パリを代表するファッション関連の文化施設と言えると思います。
特にファッションに興味がある人にとっては必訪の場所であり、モードの都・パリらしさを感じられる空間です。
- 住所
10 Av. Pierre 1er de Serbie, 75116 Paris, フランス - 営業時間
火〜木 10:00〜18:00
金 10:00〜21:00
土・日 10:00〜18:00 - 定休日
月曜日 - 価格帯
2,400円程度
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博物館
シテ科学産業博物館
パリ19区ラ・ヴィレット公園内にあるヨーロッパ最大級の科学博物館で、科学や産業技術をわかりやすく紹介している体験的な施設。
1986年に開館したこの博物館は、子どもから大人まで幅広い層に人気があり、年間を通して多くの来館者が訪れます。
館内には宇宙、物理学、生物学、環境問題、交通など多岐にわたるテーマの展示が設けられ、最新の科学技術について理解を深めることができます。
また、「シテ・デ・アンファン」と呼ばれる子ども向け科学館、プラネタリウムや潜水艦アルゴノートの展示もあり、科学を身近に感じられるダイナミックな体験が可能です。
併設の図書館や映画館、イベントスペースも充実しており、一日中楽しめる複合的な文化施設となっています。科学好きはもちろん、家族連れにも最適な場所だと思います!
- 住所
30 Av. Corentin Cariou, 75019 Paris, フランス - 営業時間
火〜土 9:15〜18:00
日 9:15〜19:00 - 定休日
月曜日 - 価格帯
2,200円程度
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フラゴナール博物館
パリ9区のオペラ座近くにある香水の博物館で、老舗香水ブランド「フラゴナール」が運営しています。
19世紀の邸宅を利用した館内では、香水の歴史や製造過程、希少な香水瓶コレクションを通じて、香りの文化について紹介しています。
古代エジプトや中世ヨーロッパにおける香料の役割から、現代に至るまでの香水の進化を学べるほか、実際に原料や香りを体験できる展示もあり、五感で楽しめる点が大きな魅力です。
また、香水職人による技術の解説や、フラゴナール社が誇る伝統的な製法の紹介も行われており、香水がどのように芸術的価値を持つかを実感できます。
さらに入場料が無料である点も観光客にとって嬉しいポイントで、短時間でも気軽に訪れることができます。
見学の最後にはミュージアムショップがあり、フラゴナールの香水や石鹸を購入できるため、お土産選びにも最適。パリの芸術文化を香りという視点から楽しめるユニークな場所として高く評価されています!
- 住所
9 Rue Scribe, 75009 Paris, フランス - 営業時間
月〜土 9:00〜17:30
日 9:00〜16:30 - 定休日
無し - 価格帯
無料
モンマルトル博物館
パリ18区のモンマルトルの丘にある歴史的な建物を利用した博物館で、芸術家たちが暮らした地区の文化や歴史を伝える場所です。
建物は17世紀に建てられた邸宅で、かつてルノワールやユトリロ、ヴァラドンらが滞在・制作していたことでも知られています。
展示は19世紀末から20世紀初頭にかけてのモンマルトルの芸術的繁栄を中心に構成され、絵画、ポスター、写真、当時の資料を通じてボヘミアン文化の息吹を感じられます。
特にキャバレー「ル・シャ・ノワール」や「ムーラン・ルージュ」といった歓楽文化に関連する展示は、当時のモンマルトルの自由で華やかな空気を伝えています。
さらに敷地内の「ルノワールの庭園」は緑豊かで静かに過ごせる空間で、モンマルトルの丘を一望できる絶景スポットとしても人気です。
芸術鑑賞だけでなく、散策や休憩も楽しめるため、モンマルトル地区の観光とあわせて訪れるのに最適な場所です。
- 住所
12 Rue Cortot, 75018 Paris, フランス - 営業時間
月〜日 10:00〜19:00 - 定休日
無し - 価格帯
2,500円程度
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公園・庭園
ラ・ヴィレット公園
パリ19区にある広大な都市公園で、敷地面積は約55ヘクタールとパリ市内最大級を誇ります。
もともとは食肉市場や家畜の取引場があった場所で、1980年代に大規模な都市再開発が行われ、文化・芸術・科学の拠点として生まれ変わりました。
園内にはシテ科学産業博物館、フィルハーモニー・ド・パリ、ゼニット・ド・パリなどの施設が立ち並び、科学、音楽、演劇、映画など多彩なイベントが開催される文化の発信地となっています。
特徴的なのは建築家ベルナール・チュミによる「フォリー」と呼ばれる赤い構造物で、公園全体に散りばめられ、近未来的かつアートな雰囲気を演出しています。
また、芝生広場や運河沿いの遊歩道もあり、ピクニックや散策にも最適です。特に夏には野外映画祭が行われ、市民や観光客が集まり賑わいを見せます!
- 住所
211 Av. Jean Jaurès, 75019 Paris, フランス - 営業時間
月〜日 6:00〜1:00 - 定休日
無し - 入場料
無料
ブローニュの森
パリ西部に広がる約846ヘクタールの広大な公園で、市民の憩いの場として親しまれています。
もともとは中世に王室の狩猟場として利用されていた場所で、ナポレオン3世の命によって19世紀に一般開放されました。
園内には湖や小川が点在し、ボート遊びやサイクリング、ジョギングを楽しむ人々で賑わいます。
特に有名なのは「ロンシャン競馬場」や「アテネ競馬場」などのスポーツ施設で、国際的なイベントも数多く開催されます。
また、バガテル公園のバラ園や植物園も人気で、季節ごとに美しい自然を堪能できます。
さらに、現代美術館「フォンダシオン ルイ・ヴィトン」も敷地内にあり、文化と自然が調和した空間を体験できるのも魅力です。
都会の喧騒から離れ、豊かな自然と多様なアクティビティを楽しめるブローニュの森は、観光客とパリ市民にとって欠かせないスポットとなっています!
- 住所
Bois de Boulogne, 75016 Paris, フランス - 営業時間
24時間営業 - 定休日
無し - 入場料
無料
*施設への入場は有料
Jardin d’Acclimatation
ブローニュの森の中にある子どもから大人まで楽しめる遊園地兼動物園で、1860年に開園したパリ最古の遊園施設のひとつです。
当初は動物や植物の「順化(アクリマタシオン)」を目的とする植物園・動物園としてスタートし、現在では約40以上のアトラクションや遊具、乗馬体験、ミニゴルフなど多彩なレジャーが揃うファミリーパークとして親しまれています。
園内には小動物と触れ合えるファーム、植物園や温室、芸術や科学のワークショップなど教育的な要素も多く、週末にはパリ市民の家族連れで賑わいます。
フォンダシオン ルイ・ヴィトン美術館が隣接しているため、現代アート鑑賞とあわせて訪れるのもおすすめです。緑豊かな環境で自然と遊びが融合した空間は、パリ観光にひと味違った体験を加えてくれます!
- 住所
Bois de Boulogne, Rte de la Prte Dauphine à la Prte des Sablons, 75116 Paris, フランス - 営業時間
月・火 11:00〜18:00
水 10:00〜18:00
木・金 11:00〜18:00
土・日 10:00〜19:00 - 定休日
無し - 入場料
1,300円程度〜
ビュット=ショーモン公園
パリ19区に位置する丘陵地帯を利用して造られた独特の景観を持つ公園。かつては石切場や処刑場であった場所を、ナポレオン3世時代に都市改造の一環として整備し、1867年に一般公開されました。
公園は急峻な崖や洞窟、人工の滝を備え、他の整形式庭園とは異なるドラマチックな自然風景が特徴です。
特に高台に建つ「シビルの神殿」からはパリ市街を一望でき、観光客に人気の絶景スポットとなっています。
園内には散策路や芝生広場が広がり、ジョギングやピクニックを楽しむ市民の姿が多く見られます。
また、四季折々の花々や樹木が訪れる人を癒し、写真撮影やデートにも最適です。
独特の地形を活かしたビュット=ショーモン公園は、自然と人工美が融合したユニークな都市公園としてパリの中でも特に個性的な存在となっています!
- 住所
Parc des Buttes-Chaumont, 75019 Paris, フランス - 営業時間
月〜日 7:00〜21:00 - 定休日
無し - 入場料
無料
ショー・コンサート
ムーラン・ルージュ
パリのモンマルトル地区に位置する世界的に有名なキャバレーで、1889年に開業しました。
赤い風車の外観が目印で、夜になると華やかなネオンが輝き、観光客を惹きつけます。
19世紀末のベル・エポック時代から続く伝統的なキャバレー文化の象徴であり、特にフレンチ・カンカンの発祥地として知られています。現在も毎晩、豪華な衣装と華麗なダンス、音楽、演出を融合させたショーが開催され、観客を非日常の世界へと誘います。
料理付きのディナーショーも提供されており、美食とエンターテインメントを同時に堪能できるのが魅力です。
映画や舞台の題材にもたびたび登場し、世界中の人々に「パリの夜の象徴」として親しまれています。
観光客にとっては一度は訪れたいスポットであり、華やかなパリの夜を体験できる場所です。
- 住所
82 Bd de Clichy, 75018 Paris, フランス - チケット料金
21,000円程度〜
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モガドール劇場
パリ9区に位置する由緒ある劇場で、1913年に開場しました。
当初はイギリス風のミュージカルやオペレッタを上演する場として設計され、長い歴史の中でクラシックから現代作品まで幅広い舞台芸術を紹介してきました。
華やかなアールデコ様式の内装と、約1600席を擁する大規模な観客席を備え、観る者を圧倒する優雅な雰囲気が漂います。
近年ではディズニー作品のフランス版ミュージカルや、ブロードウェイでも人気の演目が上演され、パリにいながら世界水準の舞台芸術を堪能できるスポットとなっています。
観光客にとっても、フランス語の理解を問わず楽しめるエンターテインメントが揃っており、パリの夜を華やかに彩る文化拠点として愛されています!
- 住所
25 Rue de Mogador, 75009 Paris, フランス - チケット料金
4,500円程度〜
*上記価格はライオン・キング公演の場合
*公演によって異なるので注意!
リド
シャンゼリゼ通りに位置するパリを代表するキャバレーのひとつで、1946年の創設以来、世界的に知られるショーの殿堂として発展してきました。
豪華な舞台装置や照明、煌びやかな衣装をまとったダンサーたちによるショーは、観客を夢のような世界へと誘います。
特に「ブルー・ベル・ガールズ」と呼ばれる名物ダンサーたちのパフォーマンスはリドの代名詞であり、伝統と革新を融合させた華麗な演出で世界中の観光客を魅了し続けています。
ショーはディナーとともに楽しむこともでき、シャンパン片手にパリらしい夜の贅沢を満喫することが可能です。
エッフェル塔やシャンゼリゼ観光と組み合わせて訪れる人も多く、パリの夜を代表するエンターテインメント体験ができるスポットといえます!
- 住所
116 bis Av. des Champs-Élysées, 75008 Paris, フランス - チケット料金
4,500円程度〜
クレイジー・ホース
パリのシャンゼリゼ通り近くにある世界的に有名なキャバレーで、1951年に創設されました。
他のキャバレーが豪華な舞台装置や華やかな衣装で魅せるのに対し、クレイジー・ホースは「光と影」を駆使した独創的で芸術的な演出を特徴としています。
出演する女性ダンサーたちはプロフェッショナルであり、優雅さと大胆さを兼ね備えたパフォーマンスは、単なるショーを超えて芸術作品の域に達していると評されます。
ヌードをベースにしながらも洗練された表現で観客を魅了し、世界中から訪れる著名人や観光客に愛されています。
親密な空間の中で繰り広げられる演出は大人向けのエンターテインメントであり、パリの夜の芸術文化を象徴する存在といえるでしょう!
- 住所
12 Av. George V, 75008 Paris, フランス - チケット料金
24,000円程度〜
*公式サイトとTrip.comを比較して購入するのがおすすめ!
フィルハーモニー・ド・パリ
パリ北東部のラ・ヴィレット公園に位置する近代的な音楽ホールで、2015年に開館しました。
建築家ジャン・ヌーヴェルが設計した独創的な外観は、巨大な金属の鳥が舞い降りたかのような造形で、建築ファンからも注目を集めています。
内部には2400席を有する大ホールがあり、音響設計は世界最高水準と称されるほど緻密で、クラシック音楽を中心にオペラ、ジャズ、ワールドミュージックなど幅広い公演が行われています。
また、子どもから大人まで音楽を学べる教育プログラムや、楽器に関する展示を行う「音楽博物館(Musée de la Musique)」も併設され、単なるコンサートホールにとどまらない総合的な音楽文化拠点となっています!
- 住所
221 Av. Jean Jaurès, 75019 Paris, フランス - チケット料金
2,000円程度〜
シャンゼリゼ劇場
パリ8区に位置する格式高い劇場で、1913年に開場しました。
建築はアール・デコ様式を代表する美しいデザインで、白い大理石の外観とエレガントな装飾が印象的です。
内部には大ホール、中ホール、小ホールの3つがあり、クラシック音楽やオペラ、バレエ、現代音楽まで幅広い公演が行われています。
特に、開場当時にニジンスキーの振付によるストラヴィンスキーの『春の祭典』が初演されたことは有名で、音楽史に残る大事件として語り継がれています。
現在も世界的なオーケストラやアーティストが出演する舞台が連日開催され、パリの芸術文化を体感できる場所として観光客にも人気です。
シャンゼリゼ通りやセーヌ川からも近く、観光とあわせて気軽に訪れてみてはいかがでしょうか!
- 住所
15 Av. Montaigne, 75008 Paris, フランス - チケット料金
1,000円程度〜
その他
ヴェルドー通り商店街(Passage Verdeau)
パリ9区にある19世紀の雰囲気を色濃く残すアーケード式商店街で、1847年に完成しました。
ガラス張りの天井から光が差し込み、大理石の床と鉄細工の装飾が優雅な空間を演出しています。
アンティークショップや古本屋、版画・ポストカードの専門店など、ユニークで趣のある店が軒を連ね、パリらしい骨董市のような雰囲気を味わえます。
近隣にはジュフロワ通り(Passage Jouffroy)やパノラマ通り(Passage des Panoramas)など同時代のパッサージュもあり、散策ルートとしてあわせて訪れる観光客も多いです。
カフェや小さな画廊も点在しているため、歩き疲れたらコーヒーを飲みながらゆったり休憩することも可能です。
華やかなブティック街とは異なる落ち着きが魅力で、パリの隠れた名所として人気を集めています!
- 住所
Pass. Verdeau, 75009 パリ, フランス
コンコルド広場
パリ中心部に位置するフランス最大の広場で、18世紀に建設されました。
もともとは「ルイ15世広場」と呼ばれ、王の騎馬像が置かれていましたが、フランス革命時にはギロチンが設置され、ルイ16世やマリー・アントワネットをはじめ多くの人々が処刑された歴史的に重要な場所です。
その後、和解と調和を意味する「コンコルド(調和)」という名に改められました。
現在の広場の中心には、ルクソール神殿から贈られた高さ23メートルのオベリスクがそびえ立ち、観光のシンボルとなっています。また、噴水や彫像に囲まれた広場からは、シャンゼリゼ通りやチュイルリー庭園、マドレーヌ寺院などが一望でき、パリの壮麗な都市景観を体感できます。
歴史的な象徴と美しい景観を兼ね備えたコンコルド広場は、必ず訪れたい名所のひとつです!
- 住所
Place de la Concorde, 75008 Paris, フランス
グラン・パレ
シャンゼリゼ通り沿いに位置する壮大な展示施設で、1900年のパリ万国博覧会に合わせて建設されました。
鉄とガラスを駆使した巨大なドーム型の屋根が特徴で、その建築美はアール・ヌーヴォーと古典様式が融合した独自のものとなっています。
館内は複数のスペースに分かれ、美術展覧会や文化イベント、ファッションショーなどが行われる「グラン・パレ・デ・ゼクスポジション」、科学技術をテーマにした展示が行われる「グラン・パレ・デ・デクーヴェルト」などが含まれます。
夜にはライトアップされ、透明感あるガラス屋根が幻想的に輝く姿も見どころです。グラン・パレは芸術と科学、そしてイベントの拠点として、パリの文化的魅力を象徴する存在となっています!
- 住所
Grand Palais, 75008 Paris, フランス - 営業時間
火〜木 9:30〜20:00
金 9:30〜22:30
土・日 9:30〜20:00 - 定休日
月曜日 - 入場料
イベント内容による
マドレーヌ寺院
パリ8区に位置する新古典主義建築の代表的な教会で、その外観はギリシャの神殿を思わせる壮麗な列柱が特徴です。
18世紀末に着工されましたが、フランス革命や政権交代による度重なる計画変更を経て、最終的に1842年に完成しました。
当初は宮殿や栄誉の殿堂として利用される案もありましたが、最終的にカトリック教会として落ち着いたという興味深い歴史を持ちます。
内部は荘厳な雰囲気に包まれ、美しい彫像やフレスコ画、そして高い天井が訪れる人々を圧倒します。
また、音響効果の優れた空間を活かして、クラシックコンサートが頻繁に開催されている点も魅力です。現在では観光客だけでなく、地元市民の祈りや文化的イベントの場として親しまれています!
- 住所
Pl. de la Madeleine, 75008 Paris, フランス - 営業時間
月〜日 9:30〜19:00 - 定休日
無し - 入場料
無料
パリ水族館
トロカデロ庭園の地下にあるヨーロッパ最古級の水族館で、19世紀後半に開館しました。
エッフェル塔からもほど近く、観光ルートに組み込みやすい立地が魅力です。
館内には600種以上、1万匹を超える海洋生物が飼育されており、熱帯魚からクラゲ、サメまで幅広く展示されています。
特にサメのトンネル水槽や幻想的にライトアップされたクラゲ展示は人気が高く、大人から子どもまで楽しめる内容になっています。
また、単なる展示にとどまらず、映像やアートを組み合わせた体験型の演出や環境教育プログラムも充実しており、エンターテインメントと学びを融合させた施設として知られています。
エッフェル塔観光の前後に立ち寄ることで、地上の景色と水中世界の両方を満喫できる、ユニークなスポットです!
- 住所
5 Av. Albert de Mun, 75016 Paris, フランス - 営業時間
月〜金 9:30〜19:00
土 9:30〜21:00
日 9:30〜19:00 - 定休日
無し - 入場料
3,900円程度
*公式サイトとTrip.comを比較して購入するのがおすすめ!
パリの記事は、以下でまとめています。
参考にしてみて下さい!


