さて今回はシドニーの公共バスや電車、トラムに乗る際に非常に便利な「Opalカード」について書いていこうと思います。
イメージしやすいところで言うと、日本でいうところのSUICAやPASMOなどの交通系ICカードです。
ただしOpalカードには日本のICカードには無いような魅力もあるんです!
作成しないだけで、数十ドルも多く支払わなくてはならないので、こちらの記事をしっかり読んでいただいてから渡航してくださいね。
では、まず最初に、今回の前提条件ですが、、、
- 今回はシドニーの公共交通機関である、電車・バス・トラムに焦点を置いて考えたいと思います。
- メリット・デメリットや必要なICカードである「Opalカード」についても解説していきます。
その他のシドニーで使える裏技情報も、以下でまとめています。
参考にしてみて下さい!
公共交通機関で行ける観光スポット
乗り換えなしで行ける観光スポット
こちらではシドニーから乗り換えなしで行ける人気の観光スポットについて、その所要時間やルートなどを分かりやすく記載しています。
旅行プラン作成の参考にしてもらえれば嬉しいです。
ニュータウン【約10〜15分】
▷電車 T2
▷バス 423・423X・426・428X
クージービーチ【約40分】
▷バス 374/373/373X
パラマタ【約40分】
▷電車 T1
ブルーマウンテン【約60分】
▷電車 Blue Mountains Line
キャンベラ【約210〜270分】
▷電車 Southern NSW【約270分】
▷電車 T8 ▷バス TX223【約210分】
▷バス TX223【約210分】
ウーロンゴン【約100分】
▷電車 South Coast Line
ニューキャッスル【約180分】
▷電車 Central Coast & Newcastle Line
乗り換え1回で行ける観光スポット
直通便がない場合でも、1回乗り換えることで、ほぼ全ての場所にアクセスが可能となります。
レンタカーやツアーでないとアクセスできないと思われているような場所でも、乗り換え1回以内で訪れることが可能です。それではチェックしてみましょう!
パームビーチ【約120分】
▷バス B1 ▷バス 199
▷バス 190X ▷バス 199
マンリービーチ【約50分】
▷電車 T2/T3/T8 ▷フェリー F1/MFF
ボンダイビーチ【約45分】
▷電車 T4 ▷バス 379
▷バス 440 ▷バス 379
ルートの検索方法
ルートの検索の手段は大きく分けて2種類あります。それぞれのメリット・デメリットについて分かりやすく記載します。
個人的には、他の国でも活用できるGoogle Mapをおすすめしています。
Google Mapを利用して検索する
【メリット】
①目的地を入れるだけで、バス停や駅ルートの検索が可能
②バスが現在どこにいるのか確認可能
③目的地にピンをつけて保存・管理が可能
④全ての交通手段を含めた検索が可能
⑤世界中どこの国・交通手段でも利用が可能
【デメリット】
①情報量が多く、限定的な情報のみ欲しい場合には利用しにくい
公式アプリを利用する
【メリット】
①現在地周辺のバス停・駅検索が可能
②ルートの検索が可能
③検索したバス停・駅に、何番のバス・電車が何時頃に来るのか検索が可能
【デメリット】
①各交通機関ごとにアプリが必要
②他の国で利用できない
③英語が分からないと使いづらい
基本情報
- 有効期限
無し - 発行手数料
無し
電車の料金一覧
大人 | 子供 | |||
ピーク | オフピーク | ピーク | オフピーク | |
0km〜10km | $4.00 | $2.80 | $2.00 | $1.40 |
10km〜20km | $4.97 | $3.47 | $2.48 | $1.73 |
20km〜35km | $5.72 | $4.00 | $2.86 | $2.00 |
35km〜65km | $7.65 | $5.35 | $3.82 | $2.67 |
65km〜 | $9.84 | $6.88 | $4.92 | $3.44 |
*2024年1月時点での金額です。今後更に変更となる可能性があります。
バス・路面電車の料金一覧
大人 | 子供 | |||
ピーク | オフピーク | ピーク | オフピーク | |
0km〜3km | $3.20 | $2.24 | $1.60 | $1.12 |
3km〜8km | $4.15 | $2.90 | $2.07 | $1.44 |
8km〜 | $5.33 | $3.73 | $2.66 | $1.86 |
フェリーの料金一覧
大人 | 子供 | |
0km〜9km | $6.79 | $3.39 |
9km〜 | $8.49 | $4.24 |
Opalカードの基本情報
Opalカードは、シドニーの各種交通機関に利用できるICカードです。
現金支払いをする場合、お釣りが返ってこないこともありますし、Opalカードを利用する事で割引を得られるメリットもあります。
基本情報は以下のとおりです。
・有効期限:なし
・発行手数料:なし
【メリット】
①月曜~木曜の乗車料金が$17.8(子供(4歳以上15歳以下)は$8.9)を超えると、それ以降は無料乗車できる。
→月曜〜木曜は$17.8が上限金額
②金曜~日曜と祝日の乗車料金が$8.9(子供(4歳以上15歳以下)は$4.45)を超えると、それ以降は無料乗車できる。
→金曜〜日曜は$8.9が上限金額
③1週間の乗車料金が$50(子供(4歳以上15歳以下)は$25)を超えると、それ以降は無料乗車できる。
→1週間$50が上限金額
④1時間以内の乗り換えは$2割引(子供(4歳以上15歳以下)は$1割引)になる。
⑤平日10:00~15:00、17:00~翌日6:30までのオフピーク時間帯は運賃が30%割引になる。
【デメリット】
①チャージした金額を余らせてしまい帰国することになる可能性がある。
Opalカードの入手方法
Opalカードを入手したい場合、以下の4つの方法のいずれかで可能です。
カード自体の料金はかかりませんが、入手する際に最低$10のチャージが必要なので注意してください。
総じて①加盟店舗で入手するか②駅などにあるTransport Customer Service Centerで入手するをおすすめします。
①加盟店舗で入手する
加盟店舗は無数にあり、手続きも非常に簡単なので一番おすすめの方法です。
例えばコンビニ全般や大手スーパーマーケットなどが加盟店にあたります。
加盟店舗一覧は公式HPをご確認ください。
店舗によって支払方法(クレジットカードやデビッドカードなど)の可否が変わります。
②駅などにあるTransport Customer Service Centerで入手する
こちらも利用機会が多いと思うのでおすすめですが、無理して探すなら、加盟店舗の方がより身近だと思います。
③WEB・オンラインで入手する
公式サイトからの購入が可能ですが、1~2週間程度で郵送されてくるため、旅行者にとっては、あまり利用機会がないと思います。
④電話で入手する
こちらも公式サイトからの購入と同様に、1~2週間程度で郵送されてくるため、旅行者にとっては、あまり利用機会がないと思います。
Opalカードへのチャージ方法
Opalカードへチャージしたい場合、以下の5つの方法のいずれかで可能です。
総じて①加盟店舗か、②電車の券売機、③アプリから入金をおすすめします。
①加盟店舗
Opalカードの購入時には、どちらにせよ加盟店舗でカードの購入が必要ですので、その店舗でチャージが可能であれば購入とともにチャージしてしまいましょう。
店舗によって異なるものの、基本的には$10・$20・$30・$40・$50・$60・$80・$100・$120でチャージできます。
あまり聞いたことはないですが、クレジットカードやでデビットカードが利用できない店舗もあるみたいなので注意しましょう。
①加盟店舗に来訪し、Opalカードを提示の上、入金をしたい旨を伝えましょう。
店舗によっては入金対応を行なっていない場合があることが難点ですが、ほぼ全てのコンビニであれば対応しているので、安心してください。
②支払いを行い、入金を確認すれば完了です。
②電車の券売機
入金金額は、$10・$15・$20・$40・$60から選ぶことが出来ます。
①駅に行くと券売機が設置してあります。
②お金を入れて、Opalカードをかざして入金を確認すれば完了です。
③アプリから入金
入金金額は、$10・$15・$20・$40・$60から選ぶことが出来ます。
自動チャージ機能もあり、クレジットカードを事前に登録しておくと、残高が$10を下回った場合に自動でチャージできますので非常に便利です。
④WEB(公式HP)
WEBでの入金はカードの利用者登録など少し面倒な手続きがあるので旅行者へはおすすめしません。
⑤電話
旅行者用の通信プランでは電話番号が付帯されない場合もあり、また、日常会話レベルの英語力が必要となります。
他の方法の方がより安易なので、おすすめしません。
シドニーに関する他の記事についても、以下でまとめています。参考にしてみて下さい!