今回はVPNを利用し、航空券やホテルの料金を変動させ、誰よりも安く旅行に行く方法を書いていこうと思います。
どういうこと?合法なの?と思うでしょうが、ちゃんと合法的に費用削減でする方法ですので、ご安心ください。
そもそもVPNって何?って方もいると思います。まずは基本的な部分から解説していきます。
海外旅行を「安く」「便利に」する裏技については以下でまとめてます。参考にしてみて下さい!
VPNとは?
VPNを上の写真で超簡単に説明すると、あなたとインターネットの間に入り、情報を暗号化することで守ってくれている存在です。
会社とかでは独自のVPNを導入してセキュリティーを強化しているところもあって、テレワーク用のPCでログイン用のID・パスワードの入力が増えていたりしたらVPNの可能性が高いです。
通常日本にいる方は皆、日本のIPアドレスを利用していて、海外に行けば海外のIPアドレスに自動で切り替わります。
VPNを使うってどういうこと?
VPNを利用し情報を暗号化すると同時に、日本のIPアドレスから海外のIPアドレスに変更することができ、それによって様々な恩恵が受けられます。例えば今回の一連の話になってくる「航空券やホテルを安く予約する」ことなどがあります。
なぜVPNを使うと航空券やホテルを安く予約できるの?
理由はいくつかあります。こちらの記事で書いている通り、料金比較サイト(OTA)では国/地域の変更ができますが、理論的にはこれに似ています。ただし、OTAで変更したとしても、日本のIPアドレスのままでは、各種OTAや航空会社のAIを完璧に翻弄することは難しいです。
①日本では人気でも他の国では人気がない
日本では韓国が人気でも、発展途上国では韓国は高すぎて人気がないかもしれません。オーストラリアではニュージーランドが人気でも、遠いアメリカでは人気がないかもしれません。この様に物価や距離、文化や政治など多くの理由から、人気の度合いは国によってばらつきがあります。
人気が高ければ、その国から航空券を予約すると高くなってしまいます。
②国の豊かさ
推進国と発展途上国では、その国に住んでいる人の賃金が異なり、支払うことのできる許容額も違います。そのため、一般的に推進国からアクセスする人に対しては高い金額を設定しています。
③会社の拠点
航空会社やOTAの本社がある国では、他の国に比べ割安に金額が設定されている傾向があります。
④為替の変動
為替の変動(各国の通貨の価値や信頼度)によって金額が左右されます。例えば、現在だと円安が進んでいますが、日本円の価値や信頼度は下がっているため、割高な金額を支払っている場合があります。
無料VPNと有料VPNの主な違い
サービスを展開するプロバイダによって異なるものの、一番分かりやすい違いはセキュリティー面です。特に発展途上国のVPNは技術面でも発展途上なことが多く、セキュリティー面で不安が残ります。無料VPNの場合、そこまでカバーできておらず、ハッカーによる情報漏洩やウイルス感染するリスクがあります。セキュリティーポリシーがしっかりしている有料VPNを利用することを強くお勧めします。
VPNは違法?
結論から言うと、合法です。ただし、中には違法の国もあり、その国の中での利用はできません。違法な国は、中国・ロシア・ベラルーシ・トルクメニスタン・北朝鮮・イラク・イラン・オーマーンです。ネット規制の強い国ではVPNを利用することで、instagramやYouTubeなどを利用できるものの、違法になってしまうので注意しましょう。
VPNのメリット・デメリット
メリット
①航空券やホテルを安く購入可能
今回の話の趣旨になりますが、航空券やホテルを安く購入することができます。
②旅行時に使うフリーWiFiのセキュリティ対策になる
冒頭の写真にある通り、VPNを利用することで、情報を暗号化することができ、セキュリティー対策になります。旅行時に無料のWiFiを利用する機会なども多いと思いますが、フリーWiFiは誰でも利用できる分、ウイルス感染などのリスクも付き物です。特にLANに繋いだりすると、国によっては100%ウイルス感染しますが、VPNがあることで、守ることが可能です。
③海外から日本のサービスにアクセスできる
NetflixやHuluなどはわかりやす部分だと思います。海外に行くと、その国の映像しか見られなかったり、日本語の音声や字幕がなかったりすると思います。これらは著作権の関係でそうなっていますが、VPNがあれば問題解決します。動画の場合には、事前にダウンロードしていって、機内モードにして再生すると見れる場合もあります。
他にはオンラインバンクやメルカリなどがいい例です。アプリ利用ができなかったり、ワンタイムパスワードが使えなかったりします。これらもVPNがあることで問題解決可能です。
④日本から海外のサービスにアクセスできる
NetflixやHuluなどはわかりやす部分だと思います。トルコなど一部海外のNetflixではジブリ作品を見ることができたりしますし、日本で見れない最新の韓国ドラマや番組を見ることも可能です。
⑤サブスクサービスを割安で契約できる。
例えば日本のIPアドレスでNetflixを契約する場合、月額990円かかりますが、他の国ではさらに安い場合もあります。インドで最安プランだと250円程度、トルコで最安プランだと450円程度、アルゼンチンで最安プランだと240円程度(為替変動があるのでおおよその記載となります。)となっています。
他にも、日本のIPアドレスでYouTube Premiumを契約する場合、月額1280円かかります。ナイジェリアであれば150円程度、アルゼンチンやインドであれば200円程度となっています。
この様に、国ごとの料金体系の差を利用して固定費の削減が多方面で可能です。有料のVPNを契約したとしても、追加費用どころかお釣りがくるかもしれません。
デメリット
①利用料がかかる
これだけの機能がついているので、どうしても利用料はかかってきます。どのプロバイダのどんなプランを契約するのかによって金額差はありますが、一般的な金額は月額500〜800円程度となります。
②VPN利用時は通信速度が遅くなる
VPNを利用すると、情報の暗号化やサーバーを迂回して通信する関係から、利用中のみ通信速度が遅くなりますが、これが1番のデメリットだと思います。一般利用時にはそこまで感じないかもしれませんが、動画を見たり、Web会議をする際、夜間のアクセスが集中する時間帯などに不便するかもしれません。契約するVPNプロバイダによって、この通信速度は改善可能です。世界的にNordVPNなどは通信速度が認められておりおすすめです。
【ランキング】おすすめのVPNプロバイダ
1位 NordVPN
私も使っているVPNで、結論1番オススメです。パナマ共和国にあるNordVPNが提供しています。非の打ち所がないというのが正直なところ、国数・サーバー台数・接続台数のどれも水準が高く、安定しています。(他のプロバイダではどれかがずば抜けていても、他が劣っており、利用してみると使いにくかったりしました。)1ヶ月プランの場合は金額が高めですが、お試し期間があるので、使ってみて嫌なら他に乗り換えるといいと思います。
また、速度と安定性が素晴らしく、ストレスなく利用できるのもポイントです。悩んだらとりあえずNordVPNでいいと思います。
中国でも問題なく利用できる唯一のVPN(スイカVPNも中国利用できますが、中国特化型なので、その他の国での利用には向きません。)
月額料金 | 1ヶ月プラン1970円/月 1年プラン750円/月 2年プラン/510円/月 |
お試し期間 | 有り(30日間返金保証) どのプランでも30日間であれば全額返金 |
サイト言語 | 英語サイトを日本語翻訳表示してる |
カスタマーサポート言語 | メインは英語だが、日本語での問い合わせも可能 |
選べる国 | 61カ国 |
サーバー台数 | 6089台 |
同時接続 | 6台まで |
2位 MillenVPN
日本の通信事業者株式会社アズポケットが提供しているVPNです。この会社はレンタルサーバーでも有名なmixhostなども運営している実力派です。
サイト内やカスタマーサービスを日本語で受けることができるので、日常使いでも何かあった際でも不便なく利用できます。英語が堪能ではない方にとっては特にありがたいと思います。
お試しで1ヶ月利用しましたが、速度も問題なく、ストレスゼロで利用することができました。契約中のNordVPNに問題が出た場合などは、おそらくMillenVPNを利用すると思います。こちらもどの項目を取っても平均値が高く、金額の安さと日本語対応が売りです。私は日常会話であれば問題なく英語を話しますが、専門的な話になると厳しいので、日本語対応できるプロバイダが好きです。
月額料金 | 1ヶ月プラン1738円/月 1年プラン594円/月 2年プラン/396円/月 |
お試し期間 | 有り(30日間返金保証) どのプランでも30日間であれば全額返金 |
サイト言語 | 日本語 |
カスタマーサポート言語 | 日本語 |
選べる国 | 72カ国 |
サーバー台数 | 1300台以上 |
同時接続 | 10台まで |
3位 Surf Shark
オランダにあるSurf Sharkが提供しています。1番の特徴は2年プランが圧倒的に安いのと、同時接続台数が無制限なことです。私は、昔住んでいた家のオーナーが契約していて、使ってもいいってことで利用していた時期がりました。そんな感じで、誰かが契約して、大人数でシェアする場合なんかは特にいいかもしれません。個人的にはサーバー台数に不安が残ります。当時は無料だったのでストレスなく、利用頻度もそこまで多くありませんでしたが、現在のNordVPNと比べると少し遅かった様な気がします。サポートは基本英語なので、事前に注意しましょう。
月額料金 | 1ヶ月プラン2308円/月 1年プラン418円/月 2年プラン/328円/月 |
お試し期間 | 有り(30日間返金保証) どのプランでも30日間であれば全額返金 |
サイト言語 | 英語サイトを日本語翻訳表示してる |
カスタマーサポート言語 | 英語 |
選べる国 | 99カ国 |
サーバー台数 | 3200台以上 |
同時接続 | 無制限 |
海外旅行を「安く」「便利に」する裏技については以下でまとめてます。参考にしてみて下さい!