【2025】ローマのインスタ映え観光スポット29選!〜人気・穴場からおすすめ子連れプランまで〜

古代と現代が溶け合う時間旅行のような街です。

一歩街に足を踏み入れると、石畳の道や古い建物の息づかいが、過去の物語をそっと耳元で語りかけてくるよう。

街全体が美術館のように芸術と歴史に彩られている一方で、そこに暮らす人々の日常が自然に息づいており、肩の力を抜いて自分のペースで街を感じることができます。

ローマを歩くことは、単なる観光ではなく、自分自身の感性を解放する体験そのものです。

ローマの街には感覚を刺激する楽しみがあふれています。

街角から漂うパンやエスプレッソの香り、石造りの建物が見せる光と影のコントラスト、笑い声や話し声の響き、五感がフルに刺激される体験は、言葉にできないほどのワクワクをもたらします。

旅の終わりには、「自分らしく過ごすことの楽しさ」を改めて実感できるでしょう。

ローマはただの観光都市ではなく、自分を少し自由にして、日常を離れて新しい自分に出会える街です。

歴史の重み、文化の豊かさ、人々の温かさが重なり合い、訪れた人の心に深く刻まれる、そんな魅力が詰まった場所。

肩の力を抜いて歩けば、きっと「もう一度ここに戻ってきたい」と思うはずです。

今回の記事では、観光スポットに焦点を置いて、人気・おすすめの場所を29箇所紹介していこうと思います!

限りある旅行の時間を有効活用できると思うので、ぜひ参考にしてみてください。


では、まず最初に、今回の前提条件ですが、、、

  • 今回は「観光スポット」に焦点を置いて、29箇所紹介しています。
  • 史跡・遺跡」「建築物」「自然」「広場」「その他」に分けて、分かりやすくまとめています。
  • ローマ」全体を対象地域としています。

主要観光スポットはKlook Passがおすすめ

次のチャプター以降の情報をみてもらえると分かりますが、無料で楽しめるスポットも多い反面、主要スポットは観光客が多すぎて、入場料の金額がものすごく高いです。
かといって、せっかくの旅行なのに重要な観光地に行けないのは嫌だと思います。
そんな方達におすすめなのが、「Klook Pass」です。

Klook Passは、25箇所あるリストの中から、自分が行きたいと思う2〜6箇所を選択(選択数によって、約9,000円〜27,000円まで金額が変動します)して観光することができるパッケージ商品です。
1週間程度の旅行で、3箇所以上(特に建築を楽しみたい方)観光したい場合、平均で22%も料金を節約できるみたいです。
さらに観光スポットによっては、入場チケットが最大50%オフになるなどお買い得かなと思いました!

ケースバイケースですが、選択肢に入れてみても良いと思うので、まず最初に紹介させてもらいます!

  • 価格帯
    9,200円/人程度〜

▽Klook Pass▽

周遊旅行ならユーレイルパスがおすすめ

ユーレイルパスとは、イタリア、フランス、ドイツ、スイスを含むヨーロッパ33か国(30,000以上の行き先)を鉄道とフェリーで無制限に旅行できるオールインワンチケットとなっています。(1カ国のみの旅行の場合には、割引版のチケットもあります。)

高速鉄道、地方鉄道、夜行列車まで利用できるので、上手く使えばかなりの節約効果もあります。

例えば、一般鉄道での国内移動でも、片道10,000円程度することがあることを考えると、総合的にかなり節約しながら色々な場所を見て回れることになります。

予定変更も自由自在なので、固定の旅程にとらわれる心配もいりません。

シニアパスとユースパスの割引があるほか、大人用パスをお持ちの方とご一緒の11歳未満のお子様は、無料の子供用パスを受け取ることも可能です。

バックパッカーから家族旅行まで、様々なシーンで活躍するので、ヨーロッパで長期旅行をする方全員におすすめです。

  • 価格帯
    グローバルパス:51,000円/人程度〜
    イタリア限定パス:30,000円/人程度〜

▽グローバルパス▽

▽イタリア限定パス▽

空港移動はシャトルバス

空港から中心部への移動は各種公共交通機関でも可能ですが、特に初めて旅行に行く方や子供連れの方にとってはストレスが多いと思います。

事前に入念な下調べや為替レートの悪い空港での両替が必要になったり、時間を取られて効率が悪かったりとデメリットが多いです。

私がローマ旅行に行く際には、シャトルバスを利用することで、ストレスやデメリット無く移動しています。

  • 価格帯
    1,300円/人程度

▽シャトルバス▽

市内観光はトロリーバスがおすすめ

ビッグバスが運行する乗り降り自由なバスに乗って、ローマの見どころを巡りましょう。

ルート検索に時間を費やしたり、複雑な公共交通機関の乗り換えをしたりする必要がなく、ストレスフリーな旅ができます。

それぞれの目的地から、さまざまな観光スポットへのルートが用意されています。

また、バチカン、フォロロマーノ、コロッセオなど、歴史的な街についてより深く知ることができるガイド付きウォーキングツアーも含まれています。

各観光スポットでガイドをつけたり、ツアーに参加することなく、自分のペースで且つ詳しく観光名所を楽しむことができます。

金額もお買い得なので、特に初めてローマに行く方におすすめです。

  • 価格帯
    4,000円/人程度

▽トロリーバス▽

Tempio di Vibia Sabina e Adriano

古代ローマの壮麗な建築を今に伝える貴重な遺構です。

建設は、皇帝アドリアヌスが妻ヴィビア・サビーナの死後、彼女を神格化し奉るために始められました。

しかし、アドリアヌスの死後、息子のアントニヌス・ピウスによって145年頃に完成されました。

神殿は、短辺に8本、長辺に13本の柱を持ち、高さ4メートルの台座上に建てられていました。

柱頭には小さなヤシの木やライオンの頭を模した装飾が施され、内部にはローマの各州を象徴する人物像を描いたレリーフがありました。

これらのレリーフは現在、カピトリーニ美術館やナポリ国立考古学博物館に所蔵されています。

神殿は、後の時代に破壊されましたが、北側の11本の柱がピアッツァ・ディ・ピエトラに残され、現在もその威容を誇っています。

  • 住所
    P.za di Pietra, 00186 Roma RM, イタリア
  • 営業時間
    24時間営業
  • 定休日
    無し

Porta Maggiore

古代ローマの壮大な門の一つであり、都市の防衛と水利の重要な役割を果たしていました。

52年に皇帝クラウディウスによって建設され、アクア・クラウディアとアニオ・ノヴスという二つの主要な水道が通過する地点に位置しています。

この門は、単なる防衛施設にとどまらず、ローマの高度な水道技術を象徴する壮麗な建築物でもありました。

門は、二つの大きなアーチを持つ構造で、上部にはアクア・クラウディアとアニオ・ノヴスの水道の水路が通っており、これらの水道が都市に水を供給する重要な役割を果たしていました。

門の装飾には、皇帝クラウディウスの功績を称える碑文が刻まれており、ローマ帝国の繁栄を物語っています。

  • 住所
    Piazza di Porta Maggiore, 00182 Roma RM, イタリア
  • 営業時間
    24時間営業
  • 定休日
    無し

Villa Adriana

紀元118年から138年にかけてローマ皇帝ハドリアヌスによって建設された、広大なローマ時代の別荘となっており、世界遺産にも登録されています。

ティヴォリのティブル山脈の斜面に広がるこの遺跡は、80ヘクタール以上の敷地に30以上の建築物が点在し、人工の高台や水場を巧みに配置しています。

その規模と構造の複雑さから、ローマ時代の別荘の中でも最も壮大で複雑なものとされています。

数多くの彫刻やモザイクの出土地としても知られています。

特に、ハドリアヌスの愛人であったアンティノウスを模した彫像や、古代ギリシャの彫刻の模倣品が多く発見されており、これらはローマ時代の美術の多様性と技術の高さを物語っています。

  • 住所
    Largo Marguerite Yourcenar, 1, 00010 Tivoli RM, イタリア
  • 営業時間
    24時間営業
  • 定休日
    無し
  • 価格帯
    チケットはTrip.comが最安値で、2,500円/人程度となっています

Villa dei Quintili – Parco Archeologico dell’Appia Antica

2世紀に建設されたローマ最大級の別荘であり、古代ローマの富と権力を象徴する壮大な遺跡です。

このヴィラは、コンスルを務めたセクストゥス・クイントリウス・マクシムスとセクストゥス・クイントリウス・コンディアヌス兄弟の所有であり、彼らの名にちなんでいます。

豪華な浴場、広大な庭園、そしてアッピア街道を見渡す壮麗な二階建てのニンファエウム(噴水)など、贅を尽くした施設が特徴です。

特にニンファエウムは、ヴィラの正門として機能し、訪れる人々を迎え入れました。

また、敷地内には競技場(ヒッポドローム)や、豪華なモザイクが施された部屋も残されており、当時の生活の一端を垣間見ることができます。

  • 住所
    Via Appia Nuova, 1092, 00178 Roma RM, イタリア
  • 営業時間
    24時間営業
  • 定休日
    無し
  • 価格帯
    チケットは公式HPが最安値で、1,500円/人程度となっています

Catacombe di San Callisto

アッピア街道沿いに位置する初期キリスト教の地下墓地であり、約150年頃に建設が始まりました。

この地下墓地は、ローマ教会の公式な墓地として使用され、多くの殉教者や16人の教皇が埋葬されています。

地下墓地は、約20キロメートルにわたる地下通路網から成り、最大で5階建ての構造を持っています。

特に「教皇の回廊(Cappella dei Papi)」は有名で、ここには初期の教皇たちの墓が並んでいます。

また、「聖セシリアの回廊」や「聖ガイウスの回廊」など、各所に初期キリスト教の信仰の痕跡が残されています。

  • 住所
    Via Appia Antica, 110/126, 00179 Roma RM, イタリア
  • 営業時間
    9時30分~12時00分、14時00分~16時30分
  • 定休日
    無し
  • 価格帯
    チケットは公式HPが最安値で、1,800円/人程度となっています

Teatro di Marcello

ローマの古代劇場で、紀元前13年にユリウス・カエサルによって建設が開始され、後にアウグストゥス帝によって完成されました。

この劇場は、最大で15,000人を収容でき、演劇や音楽などの公演が行われていました。

その構造は、後のコロッセオの設計に影響を与えたとされています。

現在、劇場の遺構は部分的に保存されており、上部は中世の宮殿「オルシーニ宮殿」として利用されています。

このように、古代と中世の建築が融合した独特の景観が魅力です。

  • 住所
    Via del Teatro di Marcello, 00186 Roma RM, イタリア
  • 営業時間
    9時00分~18時00分
  • 定休日
    無し

Arco di Costantino

古代ローマの凱旋門で、皇帝コスタンティヌス1世の勝利を記念して、315年に建設されました。

この門は、ローマ帝国の建築技術と芸術の融合を示す重要な遺産です。

門の高さは約21メートルで、三つのアーチを持つ構造が特徴です。

正面には、コスタンティヌスの勝利を讃える彫刻が施されており、特に「トラヤヌスの戦勝リリーフ」や「アドリアヌスの彫刻」が再利用されています。

また、門の上部には「ニンフの像」や「太陽神の像」など、神々を象徴する彫刻が配置されており、宗教的な意味合いも込められています。

  • 住所
    Piazza del Colosseo, 00184 Roma RM, イタリア
  • 営業時間
    24時間営業
  • 定休日
    無し

Colosseo

古代ローマ時代に建設された巨大な円形闘技場で、現在も世界最大の古代アリーナとしてその壮大さを誇ります。

紀元70年から80年にかけて、フラウィウス朝の皇帝ヴェスパシアヌスとその子ティトゥスによって建設が進められました。

完成後、100日間にわたる壮大な開場式が行われ、数十万人の観客が集まりました。

コロッセオでは、剣闘士の戦い(グラディエーター戦)や猛獣との戦い(ヴェナティオーネス)、さらには模擬海戦(ナウマキア)など、さまざまな壮大なショーが繰り広げられました。

これらのイベントは、皇帝が民衆の支持を得るための手段としても利用されました。

また、コロッセオはキリスト教徒の殉教の場としても知られ、現在ではキリスト教の聖地としても位置づけられています。

  • 住所
    Piazza del Colosseo, 1, 00184 Roma RM, イタリア
  • 営業時間
    8時30分~16時30分
  • 定休日
    無し
  • 価格帯
    チケットはGetYourGuideが最安値で、2,900円/人程度となっています

Villa d’Este

16世紀のルネサンス時代に建設された、ティヴォリの丘陵に位置する宮殿と庭園です。

カーディナル・イッポリート2世・デステによって1550年に建設が始められ、建築家ピッロ・リゴリオの設計により、宮殿と庭園が一体となった壮麗な景観が作り上げられました。

このヴィッラの最大の特徴は、何と言ってもその庭園にあります。

51の噴水、398の水流、364の水道、64の滝、220の池など、総延長875メートルに及ぶ水路が、すべて重力のみで動作する仕組みとなっています。

これらの水の演出は、当時の技術と芸術の粋を集めたものであり、訪れる者を圧倒します。

  • 住所
    P.za Trento, 5, 00019 Tivoli RM, イタリア
  • 営業時間
    24時間営業
  • 定休日
    無し
  • 無し
  • 価格帯
    チケットはTrip.comが最安値で、3,000円/人程度となっています

Terme di Caracalla

古代ローマ時代に建設された巨大な公衆浴場で、紀元212年から216年にかけてセプティミウス・セウェルス帝とカラカラ帝の命により建設されました。

この浴場は、ローマ市民が無料で利用できる公共施設として、多くの人々に親しまれていました。

現在では、壮大な遺構が残されており、訪れる者はその規模と精緻な建築技術に圧倒されます。

2024年には、約1,500年ぶりに水が再び流れる「ロ・スペッキオ(Lo Specchio)」と呼ばれる浅い池が設置され、ライトアップや音楽イベントなどの文化活動の場としても利用されています。

  • 住所
    Viale delle Terme di Caracalla, 00153 Roma RM, イタリア
  • 営業時間
    9時00分~19時15分
  • 定休日
    無し
  • 価格帯
    チケットは公式HPが最安値で、1,500円/人程度となっています

Castel Sant’Angelo

紀元135年から139年にかけてハドリアヌス帝のために建設された墓所で、当初は「ハドリアヌスの霊廟(Mausoleum of Hadrian)」として知られていました。

その後、5世紀にはアウレリアヌス城壁の一部として要塞化され、名称も「カステル・サンタンジェロ(天使の城)」に改められました。

中世から近世にかけては、教皇の避難所や監獄としても使用され、多くの歴史的事件の舞台となりました。

特に、1527年のローマ略奪時には、教皇クレメンス7世がこの城に避難し、ヴァチカンと結ぶ秘密の通路「パッセット・ディ・ボルゴ(Passetto di Borgo)」を通じて脱出したことで知られています。

  • 住所
    Lungotevere Castello, 50, 00193 Roma RM, イタリア
  • 営業時間
    9時00分~19時30分
  • 定休日
    無し
  • 価格帯
    チケットはTrip.comが最安値で、2,700円/人程度となっています

Palazzo Farnese

ルネサンス様式の宮殿で、イタリアのファルネーゼ家によって建設されました。

その建設は1517年に始まり、1589年に完成しました。

設計には、アントニオ・ダ・サンガッロ・イル・ジュヴェーネ、ミケランジェロ・ブオナローティ、ジャコポ・バロッツィ・ダ・ヴィニョーラ、ジャコモ・デッラ・ポルタなど、16世紀のイタリアの著名な建築家が関与しました。

内部には、アニバーレ・カラッチによる「神々の愛(The Loves of the Gods)」のフレスコ画が描かれたファルネーゼ・ギャラリーがあり、神話を題材にした壮大な作品が鑑賞できます。

また、ヘラクレスの神話を描いた「ヘラクレスの間」や、地図をテーマにした「地図の間」など、各部屋には異なるテーマの装飾が施されています。

  • 住所
    Piazza Farnese, 67, 00186 Roma RM, イタリア
  • 営業時間
    24時間営業
  • 定休日
    無し
  • 価格帯
    チケットは公式HPが最安値で、1,700円/人程度となっています

Pantheon

紀元前27~25年にマルクス・アグリッパによって建設されたとされる、古代ローマの神殿です。

その名はギリシャ語で「すべての神々の神殿」を意味し、ローマの神々を祀るために建てられました。

現在の建物は、紀元118~125年にハドリアヌス帝の命により再建されたもので、古代ローマ建築の中でも最も保存状態が良いとされています。

パンテオンの最大の特徴は、その巨大なドームです。ドームの中央には直径約9メートルの開口部(オクルス)があり、自然光が内部に差し込みます。

このオクルスを通じて、建物内の光と影が時間とともに変化し、訪れる人々に神秘的な雰囲気を与えています。

  • 住所
    Piazza della Rotonda, 00186 Roma RM, イタリア
  • 営業時間
    9時00分~19時00分
  • 定休日
    無し
  • 価格帯
    チケットはGetYourGuideが最安値で、700円/人程度となっています

Monumento a Vittorio Emanuele II

ローマのピアッツァ・ヴェネツィアに位置する壮大な白大理石の建築物で、イタリア統一の父である初代国王ヴィットリオ・エマヌエーレ2世を記念して建設されました。

建設は1885年に始まり、1911年に完成しました。

設計は建築家ジュゼッペ・サッコーニによるもので、ネオ・バロック様式が特徴です。

建物の中央には、ヴィットリオ・エマヌエーレ2世の騎馬像が堂々と立ち、周囲にはコリント式の柱や装飾が施されています。

また、記念堂内には「イタリア統一博物館」があり、イタリア統一の歴史に関する貴重な資料や展示が行われています。

さらに、記念堂の最上部には展望台があり、ローマ市内を一望することができます。

  • 住所
    Piazza Venezia, 00186 Roma RM, イタリア
  • 営業時間
    9時30分~19時30分
  • 定休日
    無し
  • 価格帯
    チケットは公式HPが最安値で、3,200円/人程度となっています

Teatro dell’Opera di Roma

ローマの主要なオペラハウスで、1880年にドメニコ・コスタンツィの資金提供により建設されました。

建築家アッキレ・スフォンドリーニによって設計され、ネオ・ルネサンス様式の美しい外観と優れた音響設計が特徴です。

劇場は、オペラやバレエの公演を中心に、クラシック音楽の演奏も行われる文化施設として、ローマの芸術シーンの中心的存在です。

世界的に有名なアーティストや指揮者が出演する場としても知られ、音楽愛好者にとっては訪れる価値のある場所です。

  • 住所
    Piazza Beniamino Gigli, 00184 Roma RM, イタリア
  • 営業時間
    10時00分~18時00分
  • 定休日
    無し
  • 価格帯
    チケットは公式HPが最安値で、4,400円/人程度となっています

Isola Tiberina

ローマの中心部を流れるティベレ川に浮かぶ小さな島で、長い歴史と深い文化的背景を持つ場所です。

その起源は紀元前6世紀にさかのぼり、伝説によれば、暴君タルクィニウス・スペルブスの遺体がティベレ川に投げ込まれ、その上に堆積した土砂が島を形成したとされています。

島の形状は、船のような形をしており、古代ローマ時代から「Insula Inter Duos Pontes(2つの橋の間の島)」と呼ばれていました。

島内には、古代の神殿跡や中世の建築物が点在し、静かな雰囲気の中で歴史を感じることができます。

また、夕暮れ時には、ティベレ川の水面に映る街の灯りとともに、ローマの美しい景色を楽しむことができます。

  • 住所
    イタリア 〒00186 ローマ県 ローマ
  • 営業時間
    24時間営業
  • 定休日
    無し

Villa Borghese

ローマの中心部から北へ徒歩圏内に位置する広大な公園であり、ローマ市民や観光客にとって憩いの場となっています。

この公園は、1605年に枢機卿スキピオーネ・ボルゲーゼの命により、元々のブドウ畑を改造して造られました。

その後、ボルゲーゼ家の所有となり、18世紀にはローマ市に寄贈され、現在では公共の公園として開放されています。

公園内には、イタリア式庭園、フランス式庭園、英式庭園など、様々なスタイルの庭園が広がっており、散策やピクニックに最適な場所です。

また、園内には「ボルゲーゼ美術館(Galleria Borghese)」があり、カラヴァッジオやベルニーニなどの名作が展示されています。

さらに、園内には「アスカレピオス神殿」や「ボルゲーゼのバルストレード」など、歴史的な建築物も点在しています。

  • 住所
    イタリア 〒00197, Metropolitan City of Rome Capital, Rome
  • 営業時間
    24時間営業
  • 定休日
    無し

Passeggiata del Pincio

ローマのピンチオの丘に位置する歴史的な散歩道で、19世紀初頭に建設されました。

この散歩道は、ナポレオン時代にフランスの建築家ジュゼッペ・ヴァラディエールによって設計され、ローマの上流階級が集う社交の場として利用されていました。

散歩道からは、ピアッツァ・デル・ポポロやティベレ川、さらにはサン・ピエトロ大聖堂のドームを一望することができ、ローマの美しい景色を楽しむことができます。

特に夕暮れ時には、ロマンチックな雰囲気が漂い、多くの人々が訪れます。

  • 住所
    Viale Gabriele D’Annunzio, 00197 Roma RM, イタリア
  • 営業時間
    24時間営業
  • 定休日
    無し

Piazza San Pietro

バチカン市国にあるサン・ピエトロ大聖堂の正面に広がる壮麗な広場で、ローマ・カトリック教会の中心地として世界中の信者や観光客に親しまれています。

17世紀に建築家ジャン・ロレンツォ・ベルニーニの手によって設計され、1667年に完成しました。

広場は長さ320メートル、幅240メートルの楕円形をしており、中央には高さ25メートルのエジプト産のオベリスクが立っています。

オベリスクの両側には、ベルニーニがデザインした2基の噴水が配置され、広場全体に調和と荘厳さを与えています。

  • 住所
    Piazza San Pietro, 00120 Città del Vaticano, バチカン市国
  • 営業時間
    24時間営業
  • 定休日
    無し

Piazza Barberini

クイリナーレの丘に位置する歴史的な広場です。

1625年、枢機卿フランチェスコ・バービリニの命により、バロック様式の建築家ピエトロ・ダ・コルトーナによって設計されました。

広場の名前は、バービリニ家の名前に由来しています。広場の中央には、バロックの巨匠ジャン・ロレンツォ・ベルニーニによって制作された「トリトーネの噴水(Fontana del Tritone)」があります。

この噴水は、海の神トリトーネが貝殻を吹く姿を描いており、バービリニ家の紋章である蜂のモチーフが施されています。

また、広場の北端には、バービリニ家の宮殿である「バービリニ宮殿(Palazzo Barberini)」があり、現在は「バービリニ美術館(Galleria Nazionale d’Arte Antica)」として公開されています。

  • 住所
    P.za Barberini, 23, 00187 Roma RM, イタリア
  • 営業時間
    24時間営業
  • 定休日
    無し

Piazza di Spagna

ローマの中心部に位置する、世界的に有名な広場です。

その名前は、17世紀にスペイン大使館がこの地に移転したことに由来しています。

広場の中心には、バルカッチャの噴水があり、その美しいデザインとともに訪れる人々を魅了しています。

広場からは、トリニタ・デイ・モンティ教会へと続く135段の階段、通称「スペイン階段」が見上げられます。

この階段は、18世紀にフランスの外交官エティエンヌ・ゲフィエによって資金提供され、イタリアの建築家フランチェスコ・デ・サンティスとアレッサンドロ・スペッキによって建設されました。

階段は、ローマのバロック建築の傑作とされています。

  • 住所
    Piazza di Spagna, 00187 Roma RM, イタリア
  • 営業時間
    24時間営業
  • 定休日
    無し

Piazza del Popolo

ローマの北端に位置する歴史的な広場で、名前は「人々の広場」を意味します。

この広場は、古代ローマ時代から存在しており、北からローマに入る主要な入口として重要な役割を果たしていました。

広場の中央には、エジプトのファラオ・セティ1世によって紀元前13世紀に建てられたオベリスクが立っています。

このオベリスクは、後にローマに運ばれ、広場の中心に配置されました。

広場を囲むように、バロック様式の教会「サンタ・マリア・デイ・ミラコリ」と「サンタ・マリア・イン・モンテサント」が対称的に建てられており、広場の美しい景観を形成しています。

  • 住所
    Piazza del Popolo, 00187 Roma RM, イタリア
  • 営業時間
    24時間営業
  • 定休日
    無し

Campo de’ Fiori

名前は「花の広場」を意味します。

中世から近世にかけて、ここは騎士の戦いの場や公開処刑の場所としても知られていました。

特に1600年には、哲学者ジョルダーノ・ブルーノが異端として火刑にされ、その記念碑が現在も広場に立っています。

日中は新鮮な野菜や果物、花々を販売する賑やかな市場が立ち並び、ローマの食文化を感じることができます。

夕方からは、周辺のカフェやバーが賑わい、地元の人々や観光客が集まる社交の場となります。

広場の中心には、ジョルダーノ・ブルーノの像が立っており、彼の思想と自由を象徴しています。

また、周辺には歴史的な建物や教会が点在しており、散策するだけでもローマの歴史を感じることができます。

  • 住所
    P.za Campo de’ Fiori, 00186 Roma RM, イタリア
  • 営業時間
    24時間営業
  • 定休日
    無し

Piazza Navona

バロック様式の美しい広場です。その起源は、紀元86年にドミティアヌス帝が建設した「ドミティアヌス競技場(Stadio di Domiziano)」に遡ります。

この競技場は、長さ265メートル、幅106メートル、約30,000人を収容できる規模を誇り、古代ローマのスポーツイベントの中心地でした。

現在の広場は、この競技場の跡地に広がっており、長方形の形状がその名残をとどめています。

街の喧騒から一歩離れ、アーティストのパフォーマンスやカフェのテラスでくつろぐ人々の姿が見られる、ローマらしい温かみのある場所です。

昼夜を問わず、多くの観光客や地元の人々で賑わい、ローマの歴史と文化を感じることができます。

  • 住所
    Piazza Navona, 00186 Roma RM, イタリア
  • 営業時間
    24時間営業
  • 定休日
    無し

Foro di Traiano

ローマ帝国の最盛期を象徴する壮大な広場で、皇帝トライアヌスの命により107年から112年にかけて建設されました。

設計は、建築家アポロドーロス・ダマスコによって行われ、フォロ・インペリアーレ群の中でも最も豪華なものとされています。

広場の中心には、約30メートルの高さを誇る「トライアヌスの柱」が立っています。

この柱は、ダキア戦争の戦勝を描いた螺旋状の浮彫が特徴で、古代ローマの戦争芸術の傑作とされています。

また、広場の一角には「ウルピア大聖堂」があり、行政や司法の中心として機能していました。

その背後には「ダキア戦争の神殿」も存在し、トライアヌスの勝利を讃える重要な宗教的施設でした。

  • 住所
    Via dei Fori Imperiali, 00186 Roma RM, イタリア
  • 営業時間
    9時00分~19時30分
  • 定休日
    無し
  • 価格帯
    チケットは公式HPが最安値で、3,200円/人程度となっています

Piazza del Campidoglio

ローマの七丘の一つであるカピトリーノの頂上に位置する、ルネサンス時代の傑作として知られる広場です。

1536年、神聖ローマ皇帝カール5世のローマ訪問を控え、教皇パウルス3世がこの広場の再整備を命じました。

その設計を担当したのは、当時の最高の芸術家であるミケランジェロ・ブオナローティです。

広場を囲む建物は、左手に「パラッツォ・デイ・コンサヴァトリ」、右手に「パラッツォ・ヌーヴォ」、そして正面に「パラッツォ・セナトリオ」があります。

これらの建物は、現在もローマ市庁舎として使用されており、広場は市の政治の中心地としての役割を担っています。

  • 住所
    Piazza del Campidoglio, 00186 Roma RM, イタリア
  • 営業時間
    24時間営業
  • 定休日
    無し

Piazza della Repubblica

テルミニ駅から徒歩圏内に位置する円形の広場です。

その起源は、古代ローマのディオクレティアヌス帝の浴場にまで遡ります。

現在の広場は、19世紀末に建設されたもので、当時の都市計画の一環として整備されました。

広場の中心には、Fontana delle Naiadi(ナイアスの噴水)があり、四人の裸のニンフがそれぞれ水の精霊を象徴する姿で描かれています。

この噴水は、1901年に設置され、当時の社会的な価値観から一時的に物議を醸しましたが、現在ではローマの象徴的な景観の一部として親しまれています。

  • 住所
    P.za della Repubblica, 00185 Roma RM, イタリア
  • 営業時間
    24時間営業
  • 定休日
    無し

Bocca della Verità

サンタ・マリア・イン・コスメディン教会のポルティコに設置された巨大な大理石製の仮面で、直径約1.75メートルのサイズを誇ります。

その起源は紀元前1世紀から1世紀にさかのぼり、当初はローマの下水道「クラウカ・マキシマ」の排水口の蓋として使用されていたと考えられています。

また、神殿の床の装飾や、神殿の祭壇の一部であった可能性も指摘されています。

中世から近世にかけて、この仮面には「嘘をついた者の手を噛む」という伝説が広まり、訪れる人々は手を入れてその真偽を試す習慣が生まれました。

この伝説は、映画『ローマの休日』などで取り上げられ、世界的に有名となりました。

  • 住所
    Piazza della Bocca della Verità, 00186 Roma RM, イタリア
  • 営業時間
    9時30分~17時50分
  • 定休日
    無し

Fontana di Trevi

世界的に有名なバロック様式の大噴水です。

その建設は1732年に始まり、1762年に完成しました。設計は建築家ニコラ・サルヴィによるもので、後にピエトロ・ブランチによって完成されました。

この噴水は、古代ローマのアクア・ウィルギニア(Aqua Virgo)水道の終点に位置しており、ローマ市内に清水を供給していました。

そのため、噴水の中心には海の神オケアヌスが描かれ、周囲には豊穣や健康を象徴する像が配置されています。

映画『甘い生活(La Dolce Vita)』の舞台としても知られ、世界中の観光客が訪れるローマの象徴的なスポットとなっています。

観光客が背を向けてコインを投げ入れる伝統があり、このコインは毎年、ローマの慈善団体「カリタス」に寄付されています。

  • 住所
    Piazza di Trevi, 00187 Roma RM, イタリア
  • 営業時間
    24時間営業
  • 定休日
    無し

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この記事を書いた人 – Writer –
YUKI

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