シンガポールは東南アジアの南端に位置する都市国家で、面積は小さいものの世界有数の経済大国として知られています。
多民族国家であり、主に中国系、マレー系、インド系の人々が共存しているため、多文化が融合した独特の社会と文化が形成されています。
この多様性は食文化にも反映されており、屋台街(ホーカーセンター)では中華、マレー、インド料理などが手軽に楽しめるのが魅力です。
経済面では金融、貿易、物流のハブとして世界的に重要な役割を担い、国際企業のアジア拠点が多く集まっています。
また、政府の効率的な政策運営により治安が非常に良く、街は清潔で整備されています。
観光地としても人気が高く、マーライオンやマリーナベイ・サンズ、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイといったランドマークが世界中の旅行者を惹きつけています。
コンパクトな国土ながら、都会的な利便性と豊かな自然が共存し、街歩きやショッピングも快適。
公共交通機関が発達しているため移動もスムーズで、短期間でも多彩な体験が可能です。
多様な文化が交わるシンガポールは、訪れる人に新鮮な刺激と安心感を与える特別な都市国家です。
今回の記事では、寺院に焦点を置いて、人気・おすすめの場所を6箇所紹介していこうと思います!
限りある旅行の時間を有効活用できると思うので、ぜひ参考にしてみてください。
では、まず最初に、今回の前提条件ですが、、、
- 今回は「寺院」に焦点を置いて、6箇所紹介しています。
- 「シンガポール」全体を対象地域としています。
シンガポールに関する他の記事は、以下でまとめています。
参考にしてみて下さい!
まずはこちらをチェック!
主要観光スポットはKlook Passがおすすめ

次のチャプター以降の情報をみてもらえると分かりますが、主要スポットは観光客が多すぎて、入場料の金額がものすごく高いです。
かといって、せっかくの旅行なのに重要な観光地に行けないのは嫌だと思います。
そんな方達におすすめなのが、「Klook Pass」です。
Klook Passは、34箇所あるリストの中から、自分が行きたいと思う2〜8箇所を選択(選択数によって、約10,700円〜39,500円まで金額が変動します)して観光することができるパッケージ商品です。
1週間程度の旅行で、3箇所以上観光したい場合、最大で52%も料金を節約できるみたいです。
ケースバイケースですが、選択肢に入れてみても良いと思うので、まず最初に紹介させてもらいます!
- 価格帯
10,700円〜39,500円円程度
NETSはGETした?


昨今シンガポールで登場したプリペイドカード「NETS」ですが、いまだに知らない方も多いのではないでしょうか?
このパスは日本で購入→シンガポール内のRed Dot Designe MuseumもしくはKele Concept Store(空港内)で受け取り後、お金をチャージすることで、買い物にも電車にも利用することができる画期的なカードです。
ICカードとして利用できるほかに、NETS FlashPayは島内102,000か所以上の小売店でキャッシュレス決済がスムーズに行えます。
たくさんお金を使う予定の人や、今後も何回か行くかもしれない人は持っておいた方がいいと思います。
- 価格帯
2,300円程度
チャンギ空港のアトラクションは予約した?


現在シンガポールで一番HOTなスポットと言ってもいいのが、チャンギ国際空港となっています。
2019年にオープン後コロナが世界中を襲う中で密かに話題になっていたのがこちらのジュエルチャンギです。
トランジットでの利用も可能なこともあって、コロナ後の現在シンガポールの目玉スポットとして堂々のスタートを切りました。
まだ行ったことない方はマストですし、空港という特性もあって、入国後・帰国前がベストな訪問タイミングだと思いますが、こんな時こそ時間に余裕がないものです。
事前にしっかりチケットを予約しておくのがベターです。
- 価格帯
900円/人程度〜
▼ジュエルチャンギエアポート アトラクション利用チケット(900円/人程度〜)▼
寺院
Masjid Abdul Gafoor
リトルインディア地区に位置する歴史あるモスクで、19世紀末に建てられました。
このモスクはその独特な建築様式で知られており、イスラム建築の伝統と南インドの装飾が融合したデザインが特徴的です。
建物の外観は繊細な装飾が施された白い壁と、カラフルなモザイクタイルが目を引きます。
また、内部には美しいアラベスク模様や幾何学的なデザインが散りばめられており、信仰の場としてだけでなく建築美術としても高く評価されています。
モスクは地域のムスリムコミュニティにとって重要な礼拝の場であり、訪れる人々には静寂で厳かな雰囲気を感じさせます。
歴史的な背景と建築の美しさを通じて、シンガポールの多文化共生を象徴する場所の一つといえます。
- 住所
41 Dunlop St, シンガポール 209369 - 営業時間
5時30分~7時00分、9時30分~21時30分 - 定休日
無し - 価格帯
入場料無料
Sri Veeramakaliamman Temple
リトルインディアにある非常に有名なヒンドゥー寺院で、シンガポール最古級の寺院の一つです。
この寺院は女神カーリーを主祭神として祀っており、鮮やかな色彩のヒンドゥー建築様式が特徴です。
寺院の入り口には多くの彫刻や神々の像が並び、細部まで細かく装飾されていることが印象的です。
内部は神聖な空気に包まれており、ヒンドゥー教の伝統的な儀式や祭典が頻繁に行われています。
訪れる人は宗教的な敬意を持ちながら、その華やかな装飾美と歴史に触れることができます。
Sri Veeramakaliamman Templeはシンガポールのインド系住民の文化的な拠点であり、リトルインディアの活気ある街並みの中でも重要な役割を果たしています。
- 住所
141 Serangoon Rd, シンガポール 218042 - 営業時間
5時30分~12時00分、17時00分~21時00分 - 定休日
無し - 価格帯
入場料無料
Thian Hock Keng Temple
シンガポール最古の福建人寺院で、海の女神・媽祖を祀っています。
1821年頃、福建省からの移民たちが無事に海を渡れたことへの感謝を捧げるため、テロック・アヤーの海岸沿いに小さな祈祷所を設けたのが始まりです。
その後、1839年から1842年にかけて、福建人コミュニティの支援を受けて現在の形に再建されました。
建築には中国から輸入された資材が使用され、釘を一切使わずに組み上げられた伝統的な福建建築様式が特徴です。
屋根の曲線や「燕尾」型の装飾、龍や鳳凰の彫刻など、細部に至るまで精緻な意匠が施されています。
また、1907年には清朝の光緒帝から「波靖南溟(南海の波が穏やかである)」と記された扁額が贈られ、その格式の高さが窺えます。
1973年には国家記念建造物に指定され、1998年から2000年にかけて大規模な修復が行われ、2001年にはユネスコの文化遺産保存賞で表彰されました。
- 住所
158 Telok Ayer St, シンガポール 068613 - 営業時間
7時30分~17時00分 - 定休日
無し - 価格帯
入場料無料
Buddha Tooth Relic Temple
仏陀の歯の遺物を安置するために建てられた壮麗な寺院で、2007年に完成しました。
建築様式は中国唐代の仏教建築を基にしており、曼荼羅の概念を取り入れた設計が特徴です。
寺院の中心には、320キログラムの金で作られた巨大な仏塔があり、その中に仏陀の歯とされる遺物が安置されています。
この遺物は、インドのクシナガルで発見されたもので、長さ7.5センチと人間の歯としては異例の大きさを持っています。
寺院内には博物館も併設されており、仏教の歴史や文化に関する展示が行われています。
また、屋上には蘭の花が咲き誇る庭園と朱塗りの仏塔があり、訪れる人々に静寂と癒しの空間を提供しています。
- 住所
288 South Bridge Rd, シンガポール 058840 - 営業時間
7時00分~17時00分 - 定休日
無し - 価格帯
入場料無料
Kwan Im Thong Hood Cho Temple


1884年に建立されたシンガポール最古の仏教寺院の一つで、慈悲の女神・観音菩薩を主祭神としています。
ウォータールー・ストリートに位置し、特に旧正月や観音菩薩の誕生日には多くの参拝者で賑わいます。
寺院内では、竹筒に入ったおみくじ棒を振って運勢を占う「チエントン(籤筒)」が人気で、訪れる人々は観音菩薩に祈りを捧げた後、番号の付いた棒を引き、その意味を解釈してもらいます。
この寺院は、第二次世界大戦中の日本占領時代には避難所としても機能し、多くの人々にとって精神的な拠り所となりました。
また、近隣のスリ・クリシュナン寺院との間では、信者が両方の寺院で祈りを捧げる「クロス・ワーシップ」という習慣が見られ、シンガポールの宗教的寛容さを象徴しています。
- 住所
178 Waterloo St, シンガポール 187964 - 営業時間
7時00分~18時30分 - 定休日
無し - 価格帯
入場料無料
Sri Mariamman Temple


1827年に建立されたシンガポール最古のヒンドゥー教寺院で、疫病を癒す力を持つとされる女神マリアマンを祀っています。
チャイナタウンのサウス・ブリッジ・ロードに位置し、南インドのドラヴィダ様式を取り入れた建築が特徴です。
特に、色鮮やかな彫刻で装飾された5層のゴープラム(塔門)は圧巻で、訪れる人々の目を引きます。
寺院内には、マリアマン女神の他にも、ドラウパディやラーマ、ガネーシャなどの神々を祀る祠があり、多様な信仰が共存しています。
また、毎年10月から11月にかけて開催される火渡りの祭典「ティミティ」は、信者が火の上を歩くことで信仰を示す重要な儀式で、多くの参拝者や観光客が訪れます。
この寺院もまた、新たにシンガポールに移住してきたインド系移民にとって、宗教的・社会的な支援の場として重要な役割を果たしてきました。
- 住所
244 South Bridge Rd, シンガポール 058793 - 営業時間
6時00分~12時00分、18時00分~21時00分 - 定休日
無し - 価格帯
入場料無料
シンガポールに関する他の記事は、以下でまとめています。
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