シンガポールは東南アジアの南端に位置する都市国家で、面積は小さいものの世界有数の経済大国として知られています。
多民族国家であり、主に中国系、マレー系、インド系の人々が共存しているため、多文化が融合した独特の社会と文化が形成されています。
この多様性は食文化にも反映されており、屋台街(ホーカーセンター)では中華、マレー、インド料理などが手軽に楽しめるのが魅力です。
経済面では金融、貿易、物流のハブとして世界的に重要な役割を担い、国際企業のアジア拠点が多く集まっています。
また、政府の効率的な政策運営により治安が非常に良く、街は清潔で整備されています。
観光地としても人気が高く、マーライオンやマリーナベイ・サンズ、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイといったランドマークが世界中の旅行者を惹きつけています。
コンパクトな国土ながら、都会的な利便性と豊かな自然が共存し、街歩きやショッピングも快適。
公共交通機関が発達しているため移動もスムーズで、短期間でも多彩な体験が可能です。
多様な文化が交わるシンガポールは、訪れる人に新鮮な刺激と安心感を与える特別な都市国家です。
今回の記事では、美術館・博物館に焦点を置いて、人気・おすすめの場所を12箇所紹介していこうと思います!
限りある旅行の時間を有効活用できると思うので、ぜひ参考にしてみてください。
では、まず最初に、今回の前提条件ですが、、、
- 今回は「美術館・博物館」に焦点を置いて、12箇所紹介しています。
- 「無料スポット」「美術館」「博物館」に分けて、分かりやすくまとめています。
- 「シンガポール」全体を対象地域としています。
シンガポールに関する他の記事は、以下でまとめています。
参考にしてみて下さい!
まずはこちらをチェック!
主要観光スポットはKlook Passがおすすめ

次のチャプター以降の情報をみてもらえると分かりますが、主要スポットは観光客が多すぎて、入場料の金額がものすごく高いです。
かといって、せっかくの旅行なのに重要な観光地に行けないのは嫌だと思います。
そんな方達におすすめなのが、「Klook Pass」です。
Klook Passは、34箇所あるリストの中から、自分が行きたいと思う2〜8箇所を選択(選択数によって、約10,700円〜39,500円まで金額が変動します)して観光することができるパッケージ商品です。
1週間程度の旅行で、3箇所以上観光したい場合、最大で52%も料金を節約できるみたいです。
ケースバイケースですが、選択肢に入れてみても良いと思うので、まず最初に紹介させてもらいます!
- 価格帯
10,700円〜39,500円円程度
NETSはGETした?


昨今シンガポールで登場したプリペイドカード「NETS」ですが、いまだに知らない方も多いのではないでしょうか?
このパスは日本で購入→シンガポール内のRed Dot Designe MuseumもしくはKele Concept Store(空港内)で受け取り後、お金をチャージすることで、買い物にも電車にも利用することができる画期的なカードです。
ICカードとして利用できるほかに、NETS FlashPayは島内102,000か所以上の小売店でキャッシュレス決済がスムーズに行えます。
たくさんお金を使う予定の人や、今後も何回か行くかもしれない人は持っておいた方がいいと思います。
- 価格帯
2,300円程度
チャンギ空港のアトラクションは予約した?


現在シンガポールで一番HOTなスポットと言ってもいいのが、チャンギ国際空港となっています。
2019年にオープン後コロナが世界中を襲う中で密かに話題になっていたのがこちらのジュエルチャンギです。
トランジットでの利用も可能なこともあって、コロナ後の現在シンガポールの目玉スポットとして堂々のスタートを切りました。
まだ行ったことない方はマストですし、空港という特性もあって、入国後・帰国前がベストな訪問タイミングだと思いますが、こんな時こそ時間に余裕がないものです。
事前にしっかりチケットを予約しておくのがベターです。
- 価格帯
900円/人程度〜
▼ジュエルチャンギエアポート アトラクション利用チケット(900円/人程度〜)▼
無料スポット
Singapore City Gallery
シンガポールの都市計画と発展を紹介する施設で、1999年に開館しました。
このギャラリーでは、シンガポールがどのようにして限られた土地を最大限に活用し、持続可能な都市へと成長してきたのかを学ぶことができます。
特に注目すべきは、1:400スケールで再現された「Central Area Model(セントラル・エリア・モデル)」で、これはシンガポール中心部の詳細な模型です。
また、「Island-wide Model」では、3Dプロジェクションマッピングを通じて、都市計画のビジョンを視覚的に体験できます。
さらに、「Mapping Singapore」では、過去100年以上にわたる都市の変遷を示す40枚以上の地図や計画が展示されており、シンガポールの歴史を深く理解することができます。
- 住所
45 Maxwell Road The URA Centre, シンガポール 069118 - 営業時間
9時00分~17時00分 - 定休日
日曜日 - 価格帯
入場料無料
Singapore Air Force Museum
シンガポール空軍(RSAF)の歴史と発展を紹介する施設で、1988年に開館しました。
この博物館では、屋内と屋外の展示を通じて、RSAFの歩みを学ぶことができます。
屋外展示では、F-5E TigerやTA-4S Skyhawkなどの実物の航空機を間近で見ることができ、航空機の進化を実感できます。
屋内展示では、RSAFの制服の変遷や、航空機の模型、シミュレーターなどを通じて、空軍の歴史と技術の進歩を学ぶことができます。
特に、3人用のマルチメディアシミュレーターでは、実際に操縦体験をすることができ、訪問者にとって魅力的な体験となっています。
- 住所
400 Airport Rd, シンガポール 534234 - 営業時間
9時00分~16時00分 - 定休日
日月 - 価格帯
入場料無料
Fort Siloso


セントーサ島の西端に位置するシンガポール唯一の現存する沿岸砲台で、1874年に建設されました。
当初はケッペル港の防衛を目的としており、第二次世界大戦中には日本軍の侵攻に備えて重要な役割を果たしました。
戦後は軍事施設として使用され、1974年に一般公開されるようになりました。
現在、Fort Silosoはシンガポール最大の第二次世界大戦の軍事博物館として知られています。
敷地内には、実際の砲台や弾薬庫、兵舎などが保存されており、当時の軍事施設の様子を垣間見ることができます。
特に「Surrender Chambers」では、英国軍の降伏と日本軍の降伏のシーンを再現した展示が行われており、歴史の重みを感じることができます。
- 住所
Siloso Rd, シンガポール 099981 - 営業時間
9時00分~18時00分 - 定休日
無し - 価格帯
入場料無料
美術館
National Gallery Singapore
シンガポールと東南アジアの近現代美術を中心に、約9,000点の作品を所蔵する世界有数の美術館です。
ギャラリーは、シンガポールの歴史的建造物である元最高裁判所と市庁舎を再生した建物に位置し、建築自体も見どころとなっています。
常設展示では、「Between Declarations and Dreams: Art of Southeast Asia since the 19th Century」や「Singapore Stories: Pathways and Detours in Art」など、東南アジアの歴史や文化を反映した作品が展示されています。
また、特別展やワークショップ、アーティストトークなども定期的に開催されており、訪れるたびに新たな発見があります。
- 住所
シンガポール 178957 - 営業時間
10時00分~19時00分 - 定休日
無し - 価格帯
為替レートで変動はありますが、約1,400円で楽しむことができます。
博物館
Live Turtle Museum (Singapore)
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シンガポールのビボシティにある小さな博物館で、絶滅危惧種を含むさまざまな種類の亀やカメ類を間近で観察できる珍しい施設です。
ここでは亀の生態や保護活動について学ぶことができ、教育的な役割も果たしています。
展示されている亀は生きているもので、訪問者はその愛らしい姿を楽しみながら、環境保護の重要性を理解できます。
規模は小さいものの、動物と触れ合う機会があるため子ども連れの家族や自然に興味のある人に人気があります。
都市部に位置しているため気軽に訪問でき、シンガポールの多様な自然と環境意識を感じることができるユニークなスポットです。
- 住所
81 Lor Chencharu, #01-16, ORTO 769198 - 営業時間
10時00分~18時00分 - 定休日
無し - 価格帯
為替レートで変動はありますが、約700円で楽しむことができます。
Trickeye Singapore
Sentosa島のSiloso Roadに位置するTrickeye Singaporeは、韓国発祥の体験型アートミュージアムで、3Dアートと拡張現実(AR)技術を組み合わせた展示が特徴です。
訪問者は、専用のARアプリを使用して、展示物とインタラクティブに関わりながら、幻想的な写真や動画を撮影することができます。
館内は、「エコガーデン」「ARトリックアイ」「アクアトリックアイ」「レインボーガーデン」の4つのテーマゾーンに分かれており、それぞれ異なる世界観を楽しむことができます。
アクセスも便利で、VivoCityからSentosa Expressに乗り、Imbiah Stationで下車後、徒歩数分で到着します。
また、ケーブルカーやバスでも訪れることが可能です。
- 住所
80 Siloso Road, Southside, Blk B, #01-04, シンガポール 098969 - 営業時間
11時00分~19時00分 - 定休日
無し - 価格帯
為替レートで変動はありますが、約700円で楽しむことができます。
Madame Tussauds Singapore
2014年にセントーサ島のImbiah Lookoutに開館した蝋人形館で、世界的に有名なMadame Tussaudsのアジア7番目の支店です。
館内には、音楽、映画、スポーツ、歴史、リーダーなどのテーマゾーンがあり、世界中の著名人の蝋人形と記念撮影を楽しむことができます。
特に注目すべきは、Marvel Universe 4DシアターやVRレーシング体験など、インタラクティブなアトラクションが充実している点です。
また、「Spirit of Singapore」ボートライドでは、シンガポールの歴史をテーマにした演出が施され、訪問者に新たな視点でこの都市国家を紹介しています。
さらに、2024年にはブロードウェイの伝説的な歌手であるLea Salongaの蝋人形が新たに加わり、音楽ファンにも注目のスポットとなっています。
- 住所
40 Imbiah Rd, Sentosa, シンガポール 099700 - 営業時間
10時00分~19時00分 - 定休日
無し - 価格帯
為替レートで変動はありますが、約500円で楽しむことができます。
Lee Kong Chian Natural History Museum, Singapore
シンガポール唯一の自然史博物館で、国立大学シンガポール(NUS)のキャンパス内に位置しています。
この博物館は、東南アジアの生物多様性を紹介することを目的としており、約100万点以上の標本を所蔵しています。
特に注目すべき展示は、ジュラ紀の恐竜であるディプロドクスの化石3体です。
これらは約80%以上が保存されており、世界でも希少な展示となっています。
また、2015年にシンガポールの海岸に打ち上げられた10.6メートルの雌のマッコウクジラの標本「Jubi Lee」も展示されており、海洋生物への理解を深めることができます。
- 住所
2 Conservatory Dr, シンガポール 117377 - 営業時間
10時00分~18時00分 - 定休日
月曜日 - 価格帯
為替レートで変動はありますが、約2,700円で楽しむことができます。
Asian Civilisations Museum
アジアの多様な文化と文明を紹介する博物館で、シンガポールのエンプレス・プレイスに位置しています。
そのコレクションは、東南アジア、中国、南アジア、西アジアの美術品や工芸品を中心に構成されており、シンガポールの多民族社会のルーツを探る貴重な資料が展示されています。
特に注目すべきは、「Tang Shipwreck Gallery」に展示されている9世紀のアラブ船の沈没貨物で、これらの遺物はシルクロードを通じた貿易の歴史を物語っています。
また、「Faith and Belief」ギャラリーでは、仏教、イスラム教、儒教など、アジア各地の宗教とその美術を紹介しています。
- 住所
1 Empress Pl, シンガポール 179555 - 営業時間
10時00分~19時00分 - 定休日
無し - 価格帯
為替レートで変動はありますが、約1,200円で楽しむことができます。
ArtScience Museum
マリーナベイ・サンズ内に位置し、アートとサイエンスが交差する場所として、世界中から注目を集めています。
その特徴的な建築は、蓮の花を模したデザインで、10本の「指」が放射状に広がる形状が印象的です。
館内では、アートとサイエンス、文化、テクノロジーが融合した展示が行われており、過去には「Frida Kahlo: The Life of an Icon」や「The World of Studio Ghibli」など、世界的に有名な展覧会が開催されました。
また、「VR Gallery」では、最先端のバーチャルリアル体験を通じて、アートとテクノロジーの新たな可能性を探ることができます。
- 住所
6 Bayfront Ave, シンガポール 018974 - 営業時間
10時00分~19時00分 - 定休日
無し - 価格帯
為替レートで変動はありますが、約2,300円で楽しむことができます。
Peranakan Museum
シンガポールのアルメニアン・ストリートに位置し、ペラナカン文化をテーマにした世界で唯一の博物館です。
2023年2月17日に約4年の改修を経て再開館し、800点以上の展示品を通じて、ペラナカンの「起源」「家庭」「スタイル」の3つのテーマでその豊かな文化を紹介しています。
館内には、華麗なビーズ刺繍が施されたスリッパや、精緻なペラナカン陶器、豪華な結婚用ベッドなどが展示されており、当時の生活様式や美意識を垣間見ることができます。
また、現代のアーティストによる作品も展示されており、伝統と現代が融合したペラナカン文化の多様性を感じることができます。
- 住所
39 Armenian St, シンガポール 179941 - 営業時間
10時00分~19時00分 - 定休日
無し - 価格帯
為替レートで変動はありますが、約2,500円で楽しむことができます。
National Museum of Singapore
1887年に設立されたシンガポール最古の博物館で、シンガポールの歴史と文化を総合的に紹介しています。
館内には、「シンガポールの歴史ギャラリー」や「国立博物館ギャラリー」などがあり、シンガポールの建国から現在に至るまでの歴史を多角的に学ぶことができます。
特に注目すべきは、シンガポールの建国の父であるラッフルズの遺品や、シンガポール航空の初代エアバスA380のシートなど、近代の歴史的遺物も展示されており、時代の変遷を実感することができます。
- 住所
93 Stamford Rd, シンガポール 178897 - 営業時間
10時00分~18時30分 - 定休日
無し - 価格帯
為替レートで変動はありますが、約2,700円で楽しむことができます。
シンガポールに関する他の記事は、以下でまとめています。
参考にしてみて下さい!